片思いアンバー《岩田剛典》

モヤモヤ ページ29

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Aside







岩｢さっきまで愛華ここにいた？｣


｢…いました、けど、、｣


岩｢そっか。｣


｢なんでですか？｣


岩｢いや、別に！じゃ、また後でね！｣








それだけ聞いて、また歩き出す



もちろん、こっち３人は頭の中がはてなマークでいっぱい。







凛｢なんでわかったのかな？｣


未｢さっき、外で会ったとかじゃないですか？｣


凛｢来るの知ってたのかな？｣


未｢いや、わかんないですけど。

…それより、A先輩！！
約束って！？なんですかそのサングラス！！｣








未亜ちゃんが私にすごい喋ってるけど、何でか全然耳に入ってこない。



私、地獄耳なのにな…






あぁ、、地獄耳だからか。







だから、２人は聞こえなかったかもしれないけど私には聞こえてた





岩田さんが私達に質問する前に









" この匂いって… "









って呟いたこと。








会ったとか来ることを知ってたとかじゃないよ



岩田さんはここに残った月島さんの香水の匂いに気付いたんだ。







岩田さんにとって月島さんは



そんな小さなことに気付くぐらい特別な人なの？






私には全然関係ないのに




どうしてこんなに気になるの？






こんなの私らしくない。






こんなの私じゃない。







だけど、いつも私の心にモヤモヤを残すのは岩田さんで



このモヤモヤの正体を知ってしまえば、






また苦しくなるって






誰かが私に忠告する。









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