片思いアンバー《岩田剛典》

クール王子 ページ26

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Aside







翌日、いつも通りに出勤すれば昨日の飲み会のおかげでテンションがあがりまくりの未亜ちゃんと…





打って変わって、なんだかゲッソリしてる凛さん。








｢凛さん、大丈夫ですか…？｣


凛｢大丈夫に見える？｣


｢いえ、全く。｣








なんで？なんて質問はしなくてもわかる





きっと敬浩さん絡みなのは間違いない。


酔っ払った敬浩さんに飲まされまくったってところかな？








凛｢…Aは大丈夫だったの、？｣









凛さんが私のことを

はーちゃん じゃなくて、

A


って呼ぶときはだいたい心配してくれてる時。









｢少なくとも、凛さんよりは大丈夫だったかな？笑｣


凛｢あ、バカにして…。心配してるのよ？
でも、大丈夫なら良かった。｣


｢バカになんてしてませんよ？
心配ありがとうございます。笑｣








昔、私に何があったのか知ってる凛さんはこうして
何かと気にかけてくれる




元から優しい人だけど、すごくお姉ちゃんって感じで私もつい、それに甘えちゃったり。








未｢あ！｣









１人でケータイを見ながらニヤニヤしてた未亜ちゃんが今度は大きな声をあげた









｢なに？｣


未｢今日はクール王子が一番乗りみたいですよ？笑｣









ニコって笑った未亜ちゃんの目線の先には



どこのお洋服かなんてわからないけど、おそらく全身ハイブランドで身を包んで



サングラスに黒マスクっていうなんとも怪しい格好をしている人









｢おはようございます、登坂さん｣


臣｢ん、おはよ。
愛華もうきてる？｣


｢えっと、月島さんは…
いや、まだいらしてないですよ？｣








用事でもあったのかな…？



私の言葉に まじかぁ って項垂れて

やっぱ一緒に来ればよかった ってぼやいてる。



その表情は明らかに落胆の色を見せてた






すごく落ち込んでるように見えたから



月島さんが来たら内線しましょうか？



って提案しようかと思った時、









愛｢臣くん！！｣








これまたスタイル抜群の


昨日とは違う仕事モードで美人すぎるほどの月島さんがやってきた







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