片思いアンバー《岩田剛典》

ご飯？ ページ3

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Aside








さっきの未亜ちゃんの冷めてる発言をぼーっと脳内でループさせる






恋愛したくないわけじゃないんだよ？



彼氏がいたら幸せなんだろうなぁって思うこともたくさんあるの







だけど、私は






その幸せが一瞬で

呆気無くなくなっちゃうことを知ってる



永くは続かないことを知ってるから









未｢……先輩…A先輩！！｣


｢あ、ごめん何？｣








無視しすぎて、怒られちゃった。







未｢これ、印鑑もらわないとダメですか？｣






そう言う未亜ちゃんの手には書類の束



あぁ、三代目さんの、、






｢うん、印鑑ないと怒られる
マネージャーさんのとこ行っ…｣


未｢A先輩、お願いします♡｣


｢…言うと思ったよ、借し１ね。笑｣






移動が必要な仕事は全部私なんだもん。


可愛く頼まれたらやっちゃうんだけどね？





｢三代目さんとこ、行ってきます｣


凛｢はーい｣







マネージャーさんいなかったら、めんどくさいなぁ




二度手間になっちゃう。

あの人すぐフラフラどっか行くし。




はぁー…






大きく溜息をついたら、ポンって叩かれた肩



びっくりして振り返ったら







岩｢なに？溜息ついちゃってどうしたの？｣






…うわぁ…久々にみたなぁ、このキラキラスマイル

まぶしすぎてちょっと苦手。




ファンの子がみたらイチコロだろうに。









｢久しぶりです、岩田さん。
書類渡したいんですけど、マネージャーさんいますか？｣


岩｢あ〜、さっきどっかいっちゃったよ？｣


｢…まじか。｣









やっぱりいないんじゃん。




後にすればよかった


他にも仕事あるのに。









岩｢心の声、全部漏れてるけど。｣


｢え？｣


岩｢他にも仕事あるのにって。｣


｢あ、、すみません。｣


岩｢や、いいんだけどね？それ、渡しといてあげる｣


｢えっ｣









アーティストさんに預けちゃっていいのかな


でも、もう１回ここまでくるのは嫌だし…









｢じゃあ、お言葉に甘えて、｣


岩｢はーい、じゃあ代わりに明日一緒に飯ね！｣


｢え！？だったら自分で、｣


岩｢もう頼まれたから拒否権なし！
じゃ、また明日！｣






手をヒラヒラさせながら去っていく後ろ姿






嘘でしょ？


私、岩田さんとご飯行くの…？



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