one’s love 3 《登坂広臣》 (ページ9)

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待っててページ9

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Aside

楓｢このお肉やばいよ、はるちゃん！！｣

晴｢ほっぺた落ちる～♡｣

最近、浮かない顔をしてる私を見るに見かねて少し強引にだけどご飯に連れてきてくれた楓と晴美

楓｢ほら、Aも食べな？
あんた、また痩せたでしょ！！太れ！｣

晴｢ただでさえ、ガリガリなんだから！
これ以上、痩せると骨だよ！食べて！｣

文句を言いながらすごい量のお肉を私のお皿にのせてく２人

いくらなんでも、ここまで食べたら太るよ…笑

｢わかった、食べるから！笑
もう乗せないで笑｣

この２人も剛典と同じく、ストーカーのことや臣くんと別れた理由を知っている数少ない人の１人

って言っても私が話したんじゃないけど。笑

りこさんが私のことを心配して２人には話したらしい

それを聞いてから、２人はよく私のことを気遣ってくれる

｢２人とも、ありがとう｣

楓｢何？急に笑怖いよ～笑｣

晴｢Aからありがとうなんて言われたのいつぶりかな？笑｣

｢そんなことないでしょ！笑
ちゃんと言ってるじゃん！笑｣

今はこんな他愛のない会話でさえ、幸せを感じる

それが当たり前じゃないことに気付いたから。

楓｢あ、やっと笑った。笑｣

｢え？｣

晴｢A、ずっと暗い顔してるんだもん笑
ちゃんと笑ってる顔みたの久々笑｣

私、そんなに笑ってなかったかな…？

いや、

笑わないんじゃなくて笑えなかったんだ、、、

楓｢私達のことも頼っていいんだから。
絶対１人で泣いちゃダメだよ｣

晴｢A、すぐ抱え込む癖あるからね笑
話せることは全部話してよ、聞くぐらいなら出来るんだからさ笑｣

｢うん、ありがと…。笑｣

きっと、２人から話に触れてこないのは私から話すのを待ってくれてるから

ごめんね、２人とも。

大丈夫。

きっと前に進むから

ちゃんと自分の口から話すから

きっともうすぐだから

もう少しだけ待っててね。

そう思ったのに、直後に悪夢に引き戻されることになることを

この時は知らなかった

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