one’s love 3 《登坂広臣》 (ページ22)

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もう一度ページ22

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登坂side

Aが目を覚ましてから

検診だなんだって色んな人がせわしなく病室を行ったり来たりして面会が許されたのは、そこから２時間後

医者にもう大丈夫ですよと声をかけられて、ほっと胸を撫で下ろした

臣｢…A？｣

恐る恐る病室に入ると、窓の外を眺めてたAがこっちに振り向いた

｢臣くん…｣

名前を呼ばれたと同時にAを抱き寄せた

会えなかった間の時間を埋めるように

強く

強く。

臣｢ごめん。１人で悩ませて、守ってやれなくて。
気付いてやれなくてごめん。｣

今は謝ることしかできないけど

今度は絶対守るから

そんな思いを込めて抱きしめた

｢臣くん…顔、見せて？｣

臣｢え？｣

｢顔が…みたいの。｣

ゆっくり離れると、合わさる視線

真っ直ぐ俺の目を見つめて、そっと俺の頬に手を添えて言った

｢やっと、、やっと会えた。

ずっとこうして触れたかったの
ずっと声が聞きたかったの｣

そう言うと、一筋の涙がAの頬を伝う

｢眠ってる間ね、夢を見てた

暗い道を光を目指して、ずっと歩いて
たどり着いた時にそこで待っててくれたのはやっぱり臣くんだった。｣

臣｢…うん｣

｢離れてみてわかったよ。
臣くんがいなきゃ、生きていけないことも。
臣くんがどれだけ幸せをくれてたかも。｣

｢だから、臣くんがまだ私を想ってくれてるなら、、、

わがままだけど、身勝手だけど

…もう一度彼女にしてください。｣

消え入りそうな声で言ったAはきっと勘違いしてる

そんなわがままなら

そんな身勝手なら

臣｢嫌なんて言うわけないでしょ。

今度はちゃんと俺が守るから
絶対１人にしないから

俺の彼女になって。｣

人生で二度目の本気の告白

この時、俺の言葉を聞いて微笑むAを

この世で１番綺麗だと思った

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