こんな繋がりなんて...【Soya.I×Yuto.T】

蒼弥side ページ8

｢ただいまー｣
｢あ、優斗おかえり。遅かったね｣
｢作ちゃんと話してたら遅くなっちゃった｣
｢作ちゃん？｣
｢あ、作間くんっていうの。転校生らしいよ？｣

作間くん...昼休みの時に仲良くなったのかな

｢優斗、友達できたんだ。よかった｣
｢え？｣
｢ん？｣
｢俺、友達もともといるよ？｣

あ、そうだった。隠してるんだっけ。気付いてないって思ってるんだろうな...

｢友達ってはしもっちゃんと瑞稀くん？｣
｢橋本くんもみずっくんもだけろ...他にもいるよ？｣
｢例えば？｣
｢え...いや、そんな話しなくていいじゃん。ご飯作ってくるね。｣
｢...うん。｣

優斗はそう早口で言って向こうに行ってしまった。
俺にはそんなに話せないのかな...









｢｢いただきます｣｣
｢んまっ｣
｢え、そう？やった｣

と、可愛らしい笑顔を浮かべる優斗。
...好きだなぁ。絶対伝えれないけどさ

｢あ、そうそう。俺風呂洗っといたから、食べ終わったら先入っていいよ｣
｢え、ごめん。帰るの遅すぎたよね...｣
｢いいの、俺だって手伝わせて？｣
｢...うん。ごめん｣
｢謝んないでよ｣
｢...ありがと。｣









｢...ねぇ、優斗。｣
｢なに？｣
｢俺、そんなに頼りないかな｣
｢え？｣
｢あ、いや。なんでもない｣
｢...俺風呂行くから皿つけといて。｣
｢わかった｣

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