○ 夢を叶える準備運動 ○ Ⅲ (ページ39)

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あべちゃん先生ページ39

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「だからここは…、」

「あ、なるほど！」

「さすが飲み込み早いね」

「阿部くんの教え方がいいんですよ」

「ふは、ありがとう」

とある日のカフェ。

そこにはSnow Manの阿部亮平と、HiHi Jetsの日南Aの姿が。

この日、日南は大学の入試問題を解きたいと院卒アイドル阿部にお願いしたのだ。

こう見えて日南は、同期と内村颯太と“どちらが先に高校数学を終えるか”という謎すぎる勝負をしていた為、もう既に高校数学は習得済みである。

ちなみにその時2人はまだ中学生だったというのだから恐ろしい。

「やっぱひなみんも大学目指してんだ？」

「あ…まぁ、はい」

「いいと思うよ。大変だけど仕事に繋がるし」

「んー…、でも私高校が芸能だから、難しいって言われてて」

「ここまで頭良ければいけると思うけどなぁ」

「阿部くんに言われたら自信つきます」

日南がそう言うと嬉しそうに笑って次のページ、とまた勉強に入る阿部。

デビューしたばかりだと言うのに、日南の勉強に付き合ってくれるなんて心優しい先輩だ。

実質、Snow Manになかなか近付けなかった日南に最初に話しかけてくれたのは阿部である。

「頑張ってる子、俺は応援するよ？」

キラキラアイドルあべちゃん先生の笑顔は、やはり無敵のキラキラスマイルらしい。

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