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貴方side
アイから逃げてきて屋上に来た。
そのため入学式も出ていない。
だが、それがどうしたことか。
本当は誰とも口を利きたくないのだ。
それがたった一人の親友であっても。
こうして一人でいることが一番気楽なのだ。
でも、今でも鮮やかに思い出すことができる。
あの言葉を出した時のアイの苦しそうな顔。
でも、そんなことすらもうどうでもいいと思っている。
貴方『はは―私って最低だな。』
誰にも聞かれることのない本心。
自分にすら嘘をつき続けてきた私が久しぶりに感じたことだ。
?「そうか?自分で言えるだけ最低ではないと思う。」
貴方『いつから...』
?「最初からいたんだが?」
貴方『全然気がつかなかった。』
?「そんなに存在感薄いか?」
って何で私は話してるんだ。
てかよくみたら今日の朝であった人じゃん!
ヤバい､完全に忘れてた。
反省反省｡
?「答えてはくれないんだな。」
貴方『答える必要がないと思っただけ｡』
シャ「ふーん。あ、俺はシャークん。鮭って気楽に呼んでいい。」
貴方『興味ないね。私は名前を覚えるつもりはないから。』
あーあ。本音を漏らしちゃった。
ま、これで遠ざかってくれるでしょ。
シャ「名前くらい覚えろよ．．．。」
貴方『善処するよ。』
シャ「それよりさ．．．アイさんと仲直りしないの？」
貴方『そうだな．．．別に一人でも平気だからどうでもいい。』
嘘つけ。
本当は仲直りしたいのに．．．この癖って本当に厄介。
シャ「へー。本当に冷めてるんだな。でも、友達はあまりなくさないほうがいいと思うぞ。」
貴方『ご忠告どうもありがとう。ってことでお帰りください。』
考えてもないことがすらすらと出てくる。
もう．．．これは無理だな。
シャ「お帰りください。って言われて帰ると思ったか？」
貴方『めんどくさいやつが来たな。じゃあ聞くよ。なんであんたは関係ないのに仲直りしないかどうかを聞いてくるんだ？』
シャ「シャークんだって．．．そうだな、Aさんたちに興味を持ったからだな。」
貴方『興味？』
シャ「ああ、特にAさん。いつも嘘ついている感じがするからな。」
貴方『．．．正解だ。』
こいつの観察力はすごい。
それとも私が下手なだけか。
シャ「ってことでアイさんのとこに行くぞ。Aさんも仲直りしたいだろ？」
貴方『ご想像にお任せするよ。あと、敬称付けるとむずがゆいからやめてくれ。』
シャ「わかった。」
私は鮭の後について歩きだした。
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龍愛 - この次が楽しみです！頑張ってください！ (2019年11月24日 17時) (
レス) id: 91cfc48d61 (このIDを非表示/違反報告)
yurei(プロフ) - シモンさん» どこ地方？わい中国（日本） (2019年7月14日 18時) (レス) id: 66922ea055 (このIDを非表示/違反報告)
シモン - コメ築くの遅くてごめんこっちもあいたい！ (2019年7月14日 0時) (レス) id: 57a1c00f7c (このIDを非表示/違反報告)
yurei(プロフ) - アズピさん» ネタが降ってきたら書きます。 (2019年7月7日 13時) (レス) id: 66922ea055 (このIDを非表示/違反報告)
アズピ - 早く読みたいな！作るの大変だけど頑張って♪ (2019年7月6日 23時) (レス) id: c218c9ecca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yurei | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/WT_MT_tanpen/
作成日時：2019年2月5日 16時
