嫌い【ＷＴ】 (ページ14)

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貴方side
退院したから久しぶりにゲーセンに行くことにした。
帽子を目深にかぶってオタクを装う...と言おうとしたが元から私はオタクだった。
何をしようかなどと考えてると、言い争っている声が聞こえた。
まあ、私は聖人じゃないのでね。助けるわけないよね。
そんなことを思いながら歩いていたら、すぐ近くで怒鳴り声が聞こえた。
男１「てめえ！どこ見て歩いてんだよ！」
男２「おい！帽子をかぶったお前のことだ！」
まじかよ、めんどくさ。
私は立ち止まってそいつらを見る。
その後ろには...あの六人組。
ふざけんなよ！なんでいるんだよ！
男３「返事をしたらどうだ？」
貴方『いきなりなんですか。』
男４「どう考えても俺らがこいつらに怒ってる最中に通ったりはしねえよ！邪魔すんな！」
貴方『は？』
私が返した言葉に男たちも六人組も驚いた顔をする。
いけない、つい素が出てしまった。
男１「へえ...俺らにたてつくのか？」
男２「死にてえらしいな。」
貴方『物騒すぎるでしょ。...何の説教なんですか。』
男３「ここはガキが来る場所じゃねえんだよ！」
貴方『それはあなた達が幸福追求権というものを犯しているということになりますが。』
男４「うるせえ！...もういい。」
あ、許されちゃった。
男共「「俺たちとゲームで勝てば許してやるよ！」」