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なかむside
Aがそんなことするはずないってわかっていたのに、なんであいつの言うことを信じてしまったんだ。
それは、みんなも同じことを思ってた。
もう少し早く気づけていれば変わったのかもしれないのに。
なか「ごめん、ごめん。戻ってきてよ！」
顔をぐしょぐしょにしながら泣き叫ぶ俺を、みんなは止めなかった。
謝ろうが、泣こうが意味がない。
そんなことくらいわかっていたけれど、泣かずにはいられなかった。
自分が信じていれば、何か変わったかもしれないのに。
こんなの、自分が殺したようなものだ。
ここは病室。
緊急にAが運び込まれた病室であった。
ピッピッ＿＿＿という機械音が鳴り、Aの顔を酸素マスクが覆っている。
そのせいで、顔はよく見えない。
だが、閉じた目が開く気配はなかった。
きり「...俺のせいだ。」
そう言いながら泣くのを必死にこらえている彼の言葉に答える人はいない。
なぜなら、ここにいる6人は全員「自分のせい」だと思っているから。
ぶる「お願いだから、帰ってきて。全部、全部謝るから。」
そう言いながらぶるっくはAの寝ている布団に突っ伏す。
彼の流す涙がその布団にシミを作り出す。
きん「戻ってきたくないのはわかってるけど、戻ってきて。」
そう言いながらきんときは、しずくをこぼす。
みんな必ず泣いていた。
涙をこぼしていない人も、心の中で泣いていた。
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yurei(プロフ) - 友希那さん» ありがとうございます。 (2019年8月5日 19時) (
レス) id: 66922ea055 (このIDを非表示/違反報告)
友希那 - 自然と涙が…すごくいい作品だと思いました (2019年8月5日 18時) (レス) id: 43ce5d2e93 (このIDを非表示/違反報告)
yurei(プロフ) - よるさん» 頑張ります (2019年7月24日 9時) (レス) id: 66922ea055 (このIDを非表示/違反報告)
よる - あぁ、、、続きが知りたい。(←迷惑かけんな) (2019年7月23日 21時) (レス) id: ab3e76bedb (このIDを非表示/違反報告)
yurei(プロフ) - シモンさん» あざっす (2019年6月14日 19時) (レス) id: 66922ea055 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yurei | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/WT_MT_tanpen/
作成日時：2019年6月2日 16時
