ふぇ?なんでぇ? ページ7
学校へ行こうとする前に、Aちゃんに呼び止められた。なんだか僕のスカート丈のことを言ってるみたいだけど、これって普通じゃないの?
「この痴女みたいなスカート丈は何!?」
Aちゃんが珍しく叫んだ。短すぎるって、前の学校じゃ何も言われなかったのに。浦綯学園、厳しすぎだよ。
乃恵留「ふぇ?普通だよぉ」
「…山田くんならマジギレしてると思うよ」
なんで栄一君が出てくるんだろう。きっとお願いしたら、前の学校の委員長君みたいに許してくれるのに。
くるりと回るとスカートがふわりと広がる。やっぱこの丈が一番いいよ。
‐‐‐‐‐
「駄目。です」
入っていきなり栄一君に捕まった。さっきから短すぎるとかはしたないとかAちゃんとおんなじことを言ってる。いい加減聞き飽きたよ、その言葉。
乃恵留「ぷぇー。なんでぇ?」プクー
「校則にもあるだろう、スカートは膝丈だと」
乃恵留「だってだってぇ、他にも短い人いっぱいいるよぉ?」
「だからって真似していい理由にはならないだろう」
キツい言い方に、カチンときた。なにそれ、なんでスカートでそこまで言われなきゃなんないの。きっとにらみ返すと、Aちゃんがわり入ってきた。
「まぁまぁ二人とも、そろそろチャイム鳴るよ? お姉ちゃんには言っておくから、席について」
Aちゃんまでそんなこと言うんだ、僕悪くないのに。やれやれといった様子の栄一君を思いっきり威嚇してから、僕は席に着いた。
授業が始まって数分、僕は暇を持て余してた。前の学校より進んでるとか聞いたけど、楽勝じゃん。退屈すぎてあくびが出た、その時。
「…君は静かに授業が受けられないのか?」
小さい声で、栄一君が囁いた。何か馬鹿にされてる気がする。
乃恵留「僕は授業なんて受けなくても問題ないもん」イラッ
「君がそうだとしても、他人の迷惑を考えてくれ」
それだけ言って、栄一君はそっぽをむいた。なにそれ、感じ悪い。
結局その日、僕はずっと栄一君と喧嘩をしてた。
――――
この話を書いているとき、"えいいち"を"いええい"とやたら打っちゃいました。委員長、ご乱心。
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リン - 悪女DQNネーム...この先彼女はどうなってしまうのか?続きが楽しみです!書籍化してもいいくらいですよ! (2016年4月17日 12時) (レス) id: c8108311cd (このIDを非表示/違反報告)
浬(プロフ) - なななさん» ありがとうございます!これからも頑張ります! (2014年3月24日 20時) (レス) id: 1caf069481 (このIDを非表示/違反報告)
ななな(プロフ) - めちゃくちゃおもろいっす!!www更新頑張って下さいね〜!! (2014年3月23日 20時) (レス) id: 61c1517508 (このIDを非表示/違反報告)
浬(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます!頑張ります! (2014年2月20日 20時) (レス) id: 1b3f67fa2b (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 面白いです!更新ファイトです! (2014年2月20日 18時) (レス) id: dfdc9c234b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:プ | 作成日時:2013年12月8日 14時