君は太陽 (ページ15)

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学校が終わって病院に行けば今日はちゃんと案内をしてくれて

何回も迷ったけど大昇にも背中押されて気持ちを伝えよう、そう決心して美嶺がいる病室に入った。

美嶺は1人部屋で、ただ窓の外を眺めていた。

その横顔は初めて会った日に見たのと似ていて俺はまた目が離せなくなっていた。

『…え、優斗？』

でもそんな時間は美嶺の声で元通りになった。

「美嶺！大丈夫っ？」

「ごめん、俺があの時一緒にいてやればこんなことにならなかったのに…」

「気付いてやれなくてほんとにごめん」

『顔あげて？優斗は何にも悪くない』

『私がイライラしてて八つ当たりみたいに酷いこと言ったから…』

「…八つ当たり？」

『…ごめん、ちゃんと話す』

『私あの日の前日に定期検査に行ったの。最近は調子もいいから良くなってるって思ってた』

『でも結果は逆に悪くなってて何でなの？何で私だけがこんな思いしなきゃいけないの？って』

『それでイライラして関係ない優斗に当たっちゃった』

『ほんとは優斗が優しくしてくれるのが嬉しいし別れようなんて思ってないのに…』

「そっか。でも俺もガキみたいに思ってもないこと言って傷付けた」

「ほんとにごめん…」

「…だからもう一回言わせて？美嶺が好き。僕と付き合ってくれませんか？」

『はい、もちろん、！』

バカな俺だからこの先こんな風に喧嘩だってしちゃうかもしれない。

だけど何回でも俺は美嶺が好きだってちゃんと伝える。

美嶺とずっと一緒にいたいから。

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