君は太陽 (ページ11)

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季節は過ぎて俺らは高校２年生になった。

仕事にも慣れてきて色んな場所に行けるわけじゃないけど

できる限り2人で過ごしてたまには外のレストランなんかでご飯を食べたりして

美嶺とも順調に進んでるはず。

…なんだけど最近美嶺の元気がない気がする。

俺の前では明るくふるまってるつもりなんだろうけど、から元気なのは見てれば分かる。

「なぁ美嶺。最近なんかあった？」

『どうして？別に何にもないよ！』

「…なんでお前はそうやってすぐ隠すの？俺ってそんなに頼りない？」

『そんなことない。優斗のおかげで毎日楽しいし幸せ』

「じゃあなんで？」

『…ごめん、もう別れよう』

「は？急になんだよそれ、」

「結局俺じゃお前を支えられなかったってこと？」

『違う、全部私のせいなの…泣』

『優斗に優しくされる方が辛い、お願いだからもうほっといてよっ！』

「そっか、」

「もう関わらないから。今まで無理させてごめんな」

そんなわけない。美嶺はきっとこんなことが言いたいわけじゃない。

でもバカな俺はひどいことしか言えなくて大切な人を傷付けてしまうんだ。

最後は後悔することも知らずに。