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【Side You】
今日も無事レッスンを終えて汗だくになったわたしたち6人はいつも通りシャワーに向かった。傍から見るとありえない話だろうがシャワーは個室だし、今更下着を見られて恥ずかしがるような関係じゃない…ってわたしは思ってるんだけどメンバーからは時折クレームが入る。まあそんなこと知らないんだけどねー！
『あ、やば』
今更Tシャツを忘れてきてしまったことに気が付いた。でももうみんなシャワー入っちゃったしどうしよっかな〜と一瞬頭を回したが、一刻も早く汗でベタベタの体をなんとかしたくてそのままシャワーへ向かった。
やっとスッキリして、辛うじて持ってきていたレースのタンクトップタイプのブラトップとデニムのショートパンツを身に付ける。髪の毛乾かしたいし、と戻ろうとしたところで、涼とばったり。
涼「Aドライヤーしてあげよーかー？」
『ほんとに〜？お願いしようかな〜でもドライヤー絶対暑いよね〜』
また汗かいちゃうなんて他愛もない会話をしてるうちに一足先に戻っていた4人に追い付いた。
優斗「あー！また！しれっと！2人で！はいはいはしあや！！」
猪狩「まじで気付いたら2人一緒にいるよね笑」
『んー決してそんなつもりはないんだけどね〜？自然に？？』
作間「あやちゃん髪の毛はやく乾かさないとだよー！」
ああそうだった。男の子は多少自然乾燥でも問題ないが唯一女の子のわたしはそうもいかない。これでいっつもみんなを待たせちゃうのが申し訳ないんだよなあ…とりあえず早く乾かさないと…ドライヤーの準備をしてたら急にバスタオルで視界が遮られ、タオルドライされる。
『え？！わ？！瑞稀？！』
井上「ほらさっさとしないと風邪引くよ。……あとはいTシャツ。俺の予備のだから着て。」
会話に混じらず、こっちを見ていた瑞稀に頭をわしわしと拭かれながら、乱雑に手渡されたTシャツ。
井上「どーせまた着替え忘れたんでしょ。どうやって帰るつもりだったのか知らないけどいつまでもその格好のままでいるつもり？」
お礼を言い借りたTシャツを着る。華奢に見える瑞稀だけどもTシャツはショートパンツを隠すくらいに大きかった。
優斗「うわ！A彼シャツじゃん？！あ、シャツじゃないか彼T？瑞稀ズルくない？！」
なんだか盛り上がってる優斗くんを横目に明日洗って返すねーと声を掛けた…が真っ赤に固まって返事がない。そんな表情を見られた瑞稀がみんなに弄られるまではあと数秒。
続く
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由羽(プロフ) - こはてぃさん» 誤字ご指摘ありがとうございました(；；)これからも更新頑張りますので引き続きご愛読いただけますと嬉しいです！ (2019年8月17日 1時) (
レス) id: fe34707856 (このIDを非表示/違反報告)
こはてぃ(プロフ) - こんばんは 楽しく読ませて頂いてます！ ひとつだけ言いたいことがあります みずきくんの漢字間違ってますよ瑞希ではなく瑞稀ですよ〜 (2019年8月17日 0時) (レス) id: 591bbc3948 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：由羽 | 作成日時：2019年8月4日 2時
