高橋カップル。

喧嘩 ページ26

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「Aが悪いんだろ？そんなやつと」


「なんでそんなこと言うの？意味わかんない」


「は？意味わかんないのはこっちの方」


「もうほっといて」


「勝手にしろ」




冷たく言い放たれて、優斗の家を出て連絡をくれた龍斗君の家に向かう。







喧嘩の発端は些細なこと。


昨日仲の良い男友達と遊んだのが優斗にばれて、しつこく言われたから言い返した。それだけ。




私は、悪くないもん。

男友達だって、仲良すぎて女子みたいなもんだし。

そんなに嫉妬されても困る。





友達のことを「そんなやつ」って言われたことと、さっきの冷たい言葉のせいでイライラして、反省なんて全然してなかった。



優斗の家から30分ぐらい電車に乗って、龍斗君の家にお邪魔する。






「いらっしゃい」


「ごめんね。いきなり。」


「んーん、全然！」



ふわふわした笑顔で出迎えて、「優斗のやつ…。なにやってんだよ…。」って呟いてる龍斗君に部屋に案内される



「そこらへん座っといて。お茶持ってくるね」


「あ、ありがと」





龍斗君の雰囲気にピッタリの柔らかい色合いの部屋。


小さい頃の家族写真が飾ってあって、妹ちゃん可愛いなとか思いながら見てた




「ふふ、恥ずかしいからあんま見ないでよ笑」


「可愛いなって」


「てか、男が原因の喧嘩で俺のとこ来て大丈夫？」


「うん。勝手にしろって言われたから。」


「そっか…」




私と優斗のことを一番知ってるし、私が良く相談してることもあって、めちゃくちゃ心配してくれてる。




もう一回謝ると、「良いよ良いよ。ちゃんと仲直りするならね？笑」ってまた優しく笑った









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