お前ら全員整形手術してこい【青葉城西】

…眠い ページ40

『おはようございます』


朝、学校に集まると、既に岩泉先輩と及川先輩がいた。


及川先輩も意外と早いのね。
少し主将らしくて驚いた。


岩泉「おはようA」


及川「おはよー！！Aちゃん☆」


教えなければよかったかもしれない。

こっちは眠いんだよ…朝から☆飛ばさないでくれ……。


『主将に苗字で呼ばれるっておかしくないですか？それで』


岩泉「なるほどな」


岩泉先輩は名前で呼んだことに驚いていたが、話すとわかってくれた。


話を聞く時とか、イケメン対応過ぎです……。


岩泉「にしても、大丈夫か？なんかフラついてるけど」


『大丈夫…で、す……眠いだけ、で……す…痛った！！』


バスに頭をぶつけた。

結構痛かったけど、それでも眠い方が強かった。

はやくバス乗って寝たい……。


私の限界を察した岩泉先輩が先に乗って眠ってていいぞと言ってくれた。

岩泉先輩が神に見える…。


『ありが…にょう…ござ、です』


今の私に日本語を話す余力はない。


私は適当に窓側の席に座り、そのまま眠った。


ーー〜国見side〜ーー


及川「あ、国見ちゃ〜ん！おっはよー☆」


「うわ、朝から及川先輩だ。今日なんか悪いこと起きそう…」


朝から☆つける人に会うなんて…ツイてない。


及川「え！？及川さんの扱いひどい！！及川さんはみんなのアイドルで幸運のキューピットだよ！！」



「すいません、意味わかりません。それより原野は？」


及川先輩の周りにはいない。

あいつなら早く来てそうだけど…。


及川「Aちゃんなら眠くて限界そうだったから、先にバスで寝てるよ」


……Aちゃん？


「及川先輩、名前呼びいいんですか？怒られますよ？」


及川「及川さんは昨日ラインでAちゃんに名前呼びを許可されたんだよ！！」


見せつけるラインにはたしかにそう書いていて、悔しかった。


「すいません、俺も眠いんで、先に乗ってます」


そう言って俺は原野の隣に座った。




席確保、成功。

バス席とぉ、及川先輩！→←及川のライン

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