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Story303 ページ16

行冥さんに言われたことを相談してしようとして、ラインでしのぶちゃんに連絡をすると。


しのぶちゃんさすが悲鳴嶼さん。いい解決法ではありませんか
Aええ!?そうなの!?ハードル高いよぅ…
しのぶちゃん我々は遠回しに物事を進めるのは、苦手ですからね。守りに入られると、攻めたくなりますし
Aちょっと、しのぶちゃん!?
しのぶちゃん焦ったくなって待ち伏せされるようなことになる前に、少し考えた方がいいですよ。悲鳴嶼さんは、わたしたちをずっと見てきてくださった方です。そんな方からの言葉なら、私はそれに従う方が吉と考えます。
Aそ、そう…だね、うん、ちょっと…考えてみる…


頑張れ、というスタンプが送られてきて、しのぶちゃんこのスタンプどこで買ったんだろうとか考えてしまいつつ、ベッドにダイブした。ずっと雛鶴ちゃんたちが使っていたからだろう。私は使わないような、いい香りがする。


(ある程度の時間は、待ってくれるだろう。でも、いつまでも甘えているわけにはいかないよね)


結局問題は、私自身がみんなを好きじゃないと言い切れないことにあるのだ。みんな、それぞれに魅力的だし男性としての良さもあるのは認めているし。

うーんうーん、と唸っていたら、コンコンとノックの男がした。


「はーい」
「俺だけど…」
「玄弥くん?」


どしたの?と顔を出せば、はい、と渡されたタブレット。


「この辺の物件なんかいいんじゃねーかって、兄ちゃんと話してて。それで、Aも交えてもうちょっと検討したい物件を今揃えてるから、下に来てくれる?」
「ああ、ありがとう。…正直すっかり忘れてた」


悲鳴嶼さんの爆弾発言ですっ飛んでいた物件探し。慌てて私もパソコンを持ってくる。私が見つけた物件も併せて目星をつけて、みんなにデータ共有しなきゃ。先行ってるね、と玄弥が階段を降りていく音を聞いて、息をついた。


「そうだよ、ちゃんとしなきゃ。私だけの問題じゃないんだし、玄弥くんたちにとっては第二の人生の始まりなんだから」


戦いのない、平和な、好きなことができる世界。その生活を満喫してもらうためにも、衣食住をしっかりしなければならない。…今はまだ、うわついたことで気を取られている場合ではないと気を引き締めて、私は居間へと降りていった。



(うわぁ)
(居間にこのメンツって)
(…正直むさ苦しい)

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灯霧(プロフ) - シンヤさん» コメントありがとうございます。いまとてもバタバタしているのですが必ず更新いたします! (2022年7月19日 21時) (レス) id: e0bf1f0d56 (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ(プロフ) - 続きとても楽しみにしています (2022年7月14日 2時) (レス) @page47 id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - pppさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて光栄です!この先をどう進めていこうかというなは決めているのであとは書く時間だけなのですが…なかなか難しくて申し訳ありません。でも最後までやりますのでお待ちください! (2022年5月23日 14時) (レス) id: 58548306cb (このIDを非表示/違反報告)
ppp - この作品が好きで最初から何度も読み返してます。更新、なかなか大変かと思いますが、続きを楽しみにしております。 (2022年5月22日 20時) (レス) id: f728de7b66 (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - むるさん» ありがとうございます、励まされます! (2022年3月28日 21時) (レス) id: 58548306cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:灯霧 | 作成日時:2021年12月4日 15時

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