【鬼滅の刃】引きこもりニートしようとしたら鬼殺の剣士がいらっしゃったようで……？7【逆ハー】

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車を走らせて向かったのは、結局頼れる親友のところだった。


「たすけて成島ぁあ」
「おーおー、伸び切ったゾウリムシみてぇになってやがる」


狭い六畳の部屋、成島の旦那であるノリさんもみているなかで、私はあぐらをかいている成島の膝に頭を乗せていた。もう無理、だって頭パンク状態だもん！そんな私を羨ましそうにみているノリさんからは一応加減された蹴りを頂戴した。俺の嫁じゃってね。


「まぁあれだな。問題を混同するからわかんなくなるんだよ。嬢ちゃんはそういうとこ不器用だからな」


蹴り蹴りしながらもアドバイスをくれるノリさんの言葉に耳を傾ける。


「家の問題と嬢ちゃんがらみの恋バナとは別にしな。…ま、話しづらいとか色々あるだろうが、嬢ちゃんはそいつらのこと、嫌いじゃないんだろ？」
「そりゃ、嫌いじゃないですよ。自称神様のおかげで身バレも無くなったし、嫌いだったらさっさと追い出してます」
「だったら今は、まず目の前にあることからだ。現状、嬢ちゃんの家はパンクしかけている。さっさと新しいところ探すしかねぇ。新潟だったっか？そこはどうだったんだよ？」
「うーん…まぁ、車さえあれば生活はできるかなって。自称神様に頼めば、実際にこっちに残ることにした人数分くらいの身分証偽装とか…めっちゃやりそうだし」
「さねみんが走り屋になる未来しか見えねぇ…」
「天元もね」
「嬉々としてドリフトかけてそう」
「そーなったら俺がテク教えてやるよ」
「いやノリさん、そうじゃない。そこじゃない」


思わず話が飛びそうになったが。


「できれば、もうちょっと温暖な気候の方が…」
「中間地点とって長野あたりは？」
「海の近くに住みたい」
「ってなると房総か伊豆あたりか」
「みんなは鍛錬にもなるからって、山がある方がいいみたい」
「ほぼ決まってるじゃないか。組み分けはどうするつもりだい？嬢ちゃん」
「んー…不死川兄弟は一緒に動いてもらうとして、そうすると無一郎もついて行きたがるかな…。個人的には、しのぶちゃんと蜜璃ちゃんと須磨ちゃんたまを姐さん雛鶴ちゃんと女子会したい！」
「そうすると、まず家に残る組は女子連中か…。小柄なやつなら、一週間くらいうちにおいてもいいぜ」
「マジでノリさん！？…ってなると、小芭内？うわぁ、嫌がりそう」
「できれば私と面識あった方がいいでしょ。そうなると不死川兄弟とむいくんかな」
「そんくらいならなんとかなるか」


(少しだけ)
(今後のことが整理できた)

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