Story53 ページ5
頭の中が真っ白になる。え、マジで待って、トリップ2日目にしてもう！？むいくんに至っては初日だよ！？展開早くない！？早すぎてついていけないんだけど！
「…おーい」
「ふぁい！？」
黙りこくった私の顔の前で、成島がひらひらと手を振る。そうだよコイツアニオタだったわ！と今更ながらに思い出した。普段ほとんどそーいう話はしないから、すっかり忘れていた。
「なるちゃんちょっと話そうか！」
「え、ここでいいじゃ」
「下で話そうか！下で！みんな、ちょっと席外すね！何かあったら4階に内線入れて！」
3人に言い捨てて、ダッシュで彼女の手を引き4階に。さらに1番出口から遠い奥のお座敷に入って、襖を閉めて。
「……あの人たち、レイヤー？」
「うん、ガチ勢じゃなかろうか。だってそっくりだし。鬼殺隊の制服着て日本刀持ってたら、まんまじゃね」
そりゃ本人だからね！やべぇ笑えねぇ！
「……成島さ、漫画は確か本誌派だったよね？」
「？…もちろん週刊で読んでるよ」
「…鬼滅の刃って、人気？」
「そりゃーいま1番勢いあるんじゃない？ストーリーもいいしキャラもいいし……って、A、どうしたの。アンタがそんなこと聞くなんて、珍しいじゃん」
不審に思ったのか、成島が私の顔を覗き込んできた。でもそれどころじゃない。
私の考えが、甘かった。あの人たち、素顔晒して外歩けない。ってことは、お店もやばい？
……ダメだ、私だけじゃどうにかなるとは思えないわこれ。
「成島…今からする話、真面目に聞いて欲しいんだけど」
「……うん」
「そんでもって、他言無用でお願いしたいんだけど」
「わかった。約束する」
彼女は信頼出来る。鬼滅の刃にも詳しいし、たしか旦那もそういう感じの人。つまり、協力者になってくれれば、私にとってはとても助かるということで。
まぁそれ以前に、信じてもらえるかどうかが重要なんだけど。
「事の起こりは土曜日の真夜中、帰宅したあとの事なんだけど……」
(皆に了解を得ないで話すのは申し訳ないとは思ったが)
(とにかく拡散→トリップがバレる→人体実験という流れだけは阻止しなきゃ！)
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灯霧(プロフ) - 絵宙(えそら)さん» ぎゃあ！見つけ次第順次直していきます……！ご指摘、お気遣いありがとうございます！頑張ります！ (2020年4月16日 9時) (
レス) id: 58548306cb (このIDを非表示/違反報告)
絵宙(えそら) - 宇髄さんの「ずい」は骨へんですよ〜公式さんも間違えてましたね…w公式さんは少し寝た方が良いと思うんですよ…w天元郎にしちゃってましたし…夜中作業でしたら灯霧さんも寝てくださいね！！！ (2020年4月15日 17時) (レス) id: 63faa5bcfc (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - 神夜神美さん» ありがとうございます！体調の心配まで……！腰を痛めているなうな私には有難いです！← (2020年2月23日 18時) (レス) id: 58548306cb (このIDを非表示/違反報告)
神夜神美(プロフ) - すごくおもしろくて最高でした！更新頑張ってくださいね！でもお体にもお気をつけてください！！ (2020年2月23日 16時) (レス) id: 0f455588ed (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - ももさん» コメントありがとうございます！ぜひぜひ、楽しんで頂けたらなによりです！ (2020年2月21日 23時) (レス) id: 58548306cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：灯霧
| 作成日時：2020年2月20日 15時
