【鬼滅の刃】引きこもりニートしようとしたら鬼殺の剣士がいらっしゃったようで……？2【逆ハー】

Story63 ページ17

日用品は歯ブラシの予備とかまぁ、別に語ることはなにもない。強いて言えば、棚の充実さに3人が唖然としていたくらいだろうか。洋服選びについても、詳細割愛。まぁとりあえずですね。キャラ物を全力で拒否られた私の傷心さ加減を察してください。

可愛いねずみとかくまとかいろんなキャラ物を着ている不死川さんとむいくんが見たかった。OTL

帽子に関しては特に何も言わなかったくせに、なぜ服だとだめなのか！面積か！面積の問題か！

とまぁ、私の心の叫びを無視して、彼らは無地の洋服ばかりを選ぶ。せめてしのぶちゃんにはかわいい服を着てもらいたい！と思っていたら、私の分はあるのでしょう？無駄遣いはやめてくださいね。とニコニコ顔で撃退された。くっそぉ。こうなったらお姉ちゃんと私とお母さんの服すべてから、可愛いやつえらんでやる！……あ、無理だ、服の趣味が全然違うわ。(凹)


とりあえず着まわせるだけの枚数を買って、お昼を食べるためにエンジンをかける。思ったより時間がかからなかったので一度家に戻ってもいいかなぁ、でも作るの面倒だしなぁ、なんて思いながら左手でナビを動かした。ちなみに助手席にはしのぶちゃん。


「何をしているんですか？」
「これはカーナビっていって、探している場所を地図上で見つけて、そこまで案内してくれるすぐれものなのですよ」


後ろの2人も顔を覗き込ませているのを確認し、実際に動かしてみる。タッチパネルの説明もして。


「ほら、例えば…お昼食べたいから、レストランで検索。そうすると今いる位置から一番近いところ、その次に近いところ…ってこうやって教えてくれるの」
「ほぉ。便利なもんだな」
「知らない土地にいったりしたときはすごい便利ですよ。あとうろ覚えだったところを確認したりね。たまにデータ…情報が古くて、行ってみたら目当てのお店なかった、とかありますけど」
「…ふーん。パソコンみたい」
「あ、そうそう。パソコンをめっちゃ小さくしたようなものだよ」


言いながら、どこがいいかなーとリストを上下に動かした。


「無難にファミレスかな…。よしいくぞ！」


近くのファミレスの場所を確認し、発進。5分弱でついたその場所はお昼時という事もあって混んでいたけれど、とりあえず座ることはできた。よかった。


(3人とも、帽子取らないでね)
(帽子をしたまま食べるのはマナー違反では？)
(ここではそんな堅苦しいこと言わない！目立たないようにするのが一番！)
(((……)))

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