story57 ページ9
(もうやだ…帰りたい)
クリーム色のドレスを着せられたAは、可能なら今すぐ逃げ出したい気持ちになっていた。なんだったら壁に懐いてもいい。メイクも直されて準備の整った様子を見るレベッカが、満足そうに歩み寄る。
「ふふ、よくお似合いよ?」
「はぁ…どーも…」
もはや抵抗する気すら起こらなかった。なるようにしかならないと、開き直ったとも言う。
「皆様にお披露目するのが勿体無いわ…」
剥き出しの二の腕に指を滑らせるレベッカの瞳は、うっとりとしていて…いや、完全にイッていた。背筋に悪寒が走る。
(誰か助けてマジで…)
これ以上ここにいると、彼女に何をされるか分からない。ただしそう簡単に助けが来る訳もなく、Aはそっと、レベッカの手を取って外した。
「ミス・コルニコフ、皆様お待ちなのでは」
「ええ…そうね、お客様をお待たせするわけにはいきませんわ。Aさん、一緒に来て下さる?」
「……はい」
とりあえずAは、戦う術を持たないレベッカに対し乱暴をするつもりは無い。以前のように強硬手段に出られたら、また別だが。まるでエスコートをするように差し出された手を嫌々取って、歩き出す。ホテルの通路を歩き、展示会場の大広間に足を踏み入れると、二人に視線が集中した。
(あぁ…ヒソカとシャルナークとフェイタンの目が痛い…)
ーーーーー
女装衆の身体のラインはいろいろ詰めたり締めたりしてなんとかしていると考えて下さい。…あの世界、ニセ乳とかあるのかしら……?
フェイタンチャイナイメージ→http://uranai.nosv.org/img/user/data/2/9/a/29a99015c4121d23b021697b1d9bf149.jpg
ヒソカドレスイメージ→http://uranai.nosv.org/img/user/data/d/8/d/d8d52a0f4850a854fe07f76f93a8c8cd.jpg
シャルナークドレスイメージ→http://uranai.nosv.org/img/user/data/0/9/c/09c9113d699a0b301802084695928e08.jpg
夢主ドレスイメージ→
http://uranai.nosv.org/img/user/data/e/7/0/e70611bf6bd328b67a62ceda5aede7e4.jpg
170人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
累 - とても面白いです!つづき楽しみにまってます!頑張ってください、応援してます! (2020年4月6日 12時) (レス) id: 7d54cdb775 (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - 由宇さん» コメントありがとうございます!ちょいちょい停止しますが必ず書き上げますので、どうぞよろしくお願いいたします! (2018年8月26日 14時) (レス) id: 94f5b58c39 (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - ここっちさん» もうちょいで記憶が!まだわかりません!(←)でも長い目で見ていただければと思います、よろしくお願いします! (2018年8月26日 14時) (レス) id: 94f5b58c39 (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - ゆっずーさん» 遅くなりまして申し訳ありません!いつもありがとうございます!これからも頑張りますね! (2018年8月26日 14時) (レス) id: 94f5b58c39 (このIDを非表示/違反報告)
由宇 - 面白いです!早く更新停止が終わることを願ってます!頑張ってください! (2018年8月15日 11時) (レス) id: 06761224f9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:灯霧 | 作成日時:2017年7月10日 18時