story6 ページ8
「……A」
「うん？あぁ、ミケか。久し振りだな」
常の調査兵団に似つかわしくない光景。そこに新しく現れた男に、Aは軽く手をあげた。
「元気そうだな」
「俺はな。お前は…相変わらずだ」
「そうそう変わってたまるか」
タメ口なのに、なにもされない。その事にその場にいる全員が驚く。なぜ、どうして。
「…おい、A。なんでそのヒゲは」
「オイコラ、なに呼び捨てにしてんだ？お姉さまだろうが」
サクッと二本目のペンが刺さる。笑えるがまったく笑えないシュールな光景に、フラゴンとナナバの視線が泳いだ。ミケが目を点にしている。
「ちょっと待ってくれ。……何が起きているん だ？説明をしてくれないだろうか」
「あん？ミゲは黙ってろ」
「…ヒゲとミケを合わせないでくれ…」
「いちいちうぜぇな。死ねばいいのに」
「その口癖はやめろと、忠告したぞ」
「うるせぇな。直属の部下をどう扱おうと、僕の勝手だ。それ以前に、このクソチビは僕の弟だしな」
「…は？」
固まったミケに、フラゴンがそっと耳打ちをする。いままでのやり取りをもろもろ伝えた。その間に、Aは新しいペンを使いながら理由の説明をする。
「タメ口なのは、ミケと僕が元カレ元カノだからだな」
「「「「「はぁっ！？」」」」」
「ぶっ！！」
まさかの大暴露大会だ。寝耳に水というよりそんな言葉を予想していなかった五人しかり、ミケしかり。そんな六人を放ってAは仕事を続けている。
「まぁ、そんな些細なことは置いておいて。とりあえずリヴァイ、ファーラン、イザベル。てめぇらはたった今から期限つきで僕の部下だ」
視線を上げ、三人を見る。ニヤリと口角をあげて笑った。
「壁外調査までに、死ぬなよ？」
(その笑みがすべてを物語っていた)
(Aは相変わらずのＳで傍若無人で)
(おそらく、心の有り様も変わらないと)
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灯霧(プロフ) - 777さん» 普通のペンだと難しいとおもいますよー。私も姉に投げつけたいww (2015年7月16日 9時) (
レス) id: 3be15bf116 (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - 南湖さん» 万年筆のようなものを想定しているので、返しは自作でしょうwwありがとうございます！頑張ります！ (2015年7月16日 9時) (レス) id: 3be15bf116 (このIDを非表示/違反報告)
777 - ↓いったい何に使う気ですか;…と言いつつボクも欲しい！弟に投げつけたい！！自分のペンにカエシ付けられるかな… (2015年7月16日 0時) (レス) id: 1bd62eb53b (このIDを非表示/違反報告)
南湖(プロフ) - ペン先に返しがついてるペンってどこに売ってるんでしょう。欲しい← 更新頑張ってください！ (2015年7月15日 22時) (レス) id: 160e01a0b4 (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - 777さん» 固まらせたかったんです（←草がはえて嬉しい！ (2015年7月14日 23時) (レス) id: 3be15bf116 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：灯霧
| 作成日時：2015年6月27日 8時
