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Story35 ページ36

女同士でキャッキャウフフかぁ。なんて思いを馳せていたら、居間の扉が開いて不死川さんが入ってきた。その姿にぎょっとする。


「ちょっと不死川さん!なんて格好!」
「あらあら…水も滴るイイ男ですねぇ」
「ぁあ?…普通だろォ」
「ステイ!待てです!」


しのぶちゃん(散々迷ってこういう呼び方でOKをもらった)がのんびり言う横をすり抜けて、私はバスタオルを取りに風呂場へ走った。だって一応服は着てるけど、ぼたぼたと髪から水を落として出てきたんだもん!居間が水浸しになる!!
バスタオルと、ついでにドライヤーも持って戻ってくると、ステイの意味は分からずとも待ての意味は分かったのか、一応居間の外で待っていてくれている不死川さんがいた。その背中を押して中に入る。


「はい、座ってください!」
「ったく…なんなんだァ」


渋々座る彼の頭にバスタオルをかぶせ、わしゃわしゃとバスタオルを動かし始めた。とはいっても片手じゃうまくいかない。うーん、と悩んでいると、しのぶちゃんが立ち上がった。


「Aさん、私がやりましょうか」
「お願いします!」


しのぶちゃんには頭が上がらないな、気の使い方が完璧だ。私の代わりにタオルを動かし始めながら、しのぶちゃんは不死川さんにこう言った。


「不死川さん、いつも拭いてないんですねぇ。大きな子供みたいですよー」
「うるせぇ!」
「あ、しのぶちゃん。ある程度水切れたら、あとはこっちでやるよ」
「はい?…ああ、なにかあるんですね、からくりが」
「はい。ドライヤーといって、温かい風を出すからくりです。これであとは乾かすんですよ」


ぼぉぉぉおおおお。


掃除機と似たり寄ったりの音を出すそれに、不死川さんの肩がびくっと跳ねた。…これは面白い。わざといきなりMAXにした風を当てれば、すんごい勢いで振り返った。


「おまっなにおぉぉ」
「うわっ、ドライヤーでもこれできるんだ!面白い!」
「ぶっ…ふふふっ…!」


不死川さんの正面から風を当てているせいで、口がぼぉ、と開いたまま煽られている。もっと風の強い扇風機とかでやらないとダメなんだと思ってたけど、これだけ近ければドライヤーでも十分らしい。


「やめっ、ぶっ」
「ぶっ!やめぶ!!不死川さんのやめぶいただきました!」
「もっとやっちゃってください、Aさん」
「やめろぉぉおお!」


(ドライヤーから顔を背けて怒鳴った不死川さん)
(かわいかったですよwwww)

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コサキ(プロフ) - ち◯こさん» あと名前変えろ。きっしょ。 (2月19日 22時) (レス) id: d52feb45e3 (このIDを非表示/違反報告)
コサキ(プロフ) - ち◯こさん» お前の事違反報告したから。お前の方こそ暇人やろ。 (2月19日 22時) (レス) id: d52feb45e3 (このIDを非表示/違反報告)
るるる - ち◯こさん» あなたの方がおもんないで。もうやめとき虚しいから。 (2月13日 1時) (レス) id: b7b0607f35 (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - コサキさん» おおっとぉ!?ご指摘ありがとうございます!修正いたしました! (2022年1月13日 22時) (レス) id: 58548306cb (このIDを非表示/違反報告)
コサキ(プロフ) - 1995年は平成7年ですね。 (2022年1月13日 21時) (レス) @page12 id: beb81ab5f5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:灯霧 | 作成日時:2020年2月11日 16時

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