( 続 ) - RAINY BLUE - season2

甘噛み ページ6

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私を抱き締める広斗の腕が、だんだんキツくなってきたかと思えば
片手はするすると服の中に侵入して肌を撫でる






「 ちょっ … やだ、くすぐったい 」


広斗「 甘えさせてくれんだろ？」


「 この甘え方 … おかしいでしょ 、もう！」







私の小さな反抗なんてお構い無しに広斗はありとあらゆる所を摘んだり撫でたりして遊んでくる

暇だからって、私で遊ばないでよね！

触り方も何かえっちいし …








「 ひゃん … っ 」


広斗「 何今の声 、やらし 」






バックハグ状態のまま右耳を甘噛みされて変な声が出る私

ぞくぞくと鳥肌が立つくらい耳は弱い







「 ねぇ … ホント駄目、耳弱いの知ってるでしょ？」


広斗「 うん、だからわざとやってる 」


「 ばか … っぁ ！」







ちろちろと舌が耳を這う感覚に 感じてしまう

広斗のSっ気スイッチを押してしまったのか
耳がめっぽう弱い私に意地悪をしてくる






広斗「 ふ … ホントA、おもしれぇ 」


「 広斗のドS … 」


広斗「 好きなくせに 」







フンッとドヤ顔でそんな事言われても

や、ほんとの事だから何も言えないけど …


広斗、寝る前の数分間は部屋で二人きりになるからほとんど毎日こんな感じだけどね








「 広斗の弱点どこー？私ばっかり攻められて … なんかずるい。」


広斗「 さぁな？んなモン教えるワケないだろ 」



「 いいもーん、後で雅貴に聞くもん 」


広斗「 雅貴に聞くのは反則だろ 」







雅貴の名前を出すとちょっと拗ねるから、広斗の弱点は “ お兄ちゃん ”だな？


ってか耳をチョイスして噛んでくるなんて結構マニアック …

仕返しに耳に息でも吹きかけてやろう








「 … フッ！」


広斗「 うぁっ、お前 … 勢い良すぎて痛えよ 」


「 失敗した … 」


広斗「 バーカ 」










“ べー ” と私に向かって舌を出して小馬鹿にするように鼻で笑う広斗。なんかムカつく

絶対弱点暴いてやるんだから … ！









雅貴「 ただいまー 」






「 雅貴、あのね！」


広斗「 おい、聞くな 」



雅貴「 何々、なんの話？」


「 広斗の弱点って知ってる？」








そう尋ねると、クスクス肩を揺らしながら笑い始める雅貴


“ 言わなくていいから！”って広斗が止めに入ってるけど 雅貴は笑ってこう言った






雅貴「 ソレは〜自分で研究して見つけな♡ 」









ちぇ、聞けると思ったのに …










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