( 続 ) - RAINY BLUE - season2

目撃 ページ31

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( リクエストありがとうございます！)








背中に廻る広斗の腕がだんだん下がってきて
妙にゆっくりと私の腰をなぞる

かと思えば首筋に顔埋めてきて 妙にくすぐったい





「 ん、広斗 … お皿洗うから待ってて 」


広斗「 んなの、後でやればいい 」





少し強引に 首の後ろに手を添えて唇奪えば
噛み付くようなキスをする

いきなりでビックリした私は咄嗟に胸を叩く

けどそんな事で 彼が怯むはずもなく






「 ん … っ 、ちょ 」


広斗「 逃げんなよ、まだ足んない 」





抵抗する手は簡単に捕まえられて
その手はひょいと 広斗の首の後ろへと廻される

そうすれば満足したように口角上げて

また唇重ねて 味わうように何度も啄む







「 っ … んん 、」


広斗「 ふは、柔らか 」






“ もっと頂戴 ” なんて見つめられたら
抵抗出来なくなっちゃうじゃん

私も彼の要求に応えるように目を閉じて

もう一度キスをしようと広斗に顔を近づけた時








雅貴「 って… こらーー！お兄ちゃんの居ない間に何やってんだよッ！」





ケーキを片手に帰ってきた雅貴が
私達を見るなり ものすごい顔をしてる

広斗はまた舌打ちをして「 邪魔すんなよ 」なんて不満そうだし

私はそんな状況に苦笑いするしか出来なくて








雅貴「 人が折角 … 買い出しに行ってる間にお前らは 〜ッ！」


「 ご、ごめん雅貴 … すぐ準備するから！」







いくら雅貴だからって、見られてたのかと思うと恥ずかしい

未だにドキドキしながら準備する私
広斗は明らかに拗ねてソファから動こうとしない

“ Aからしてくるなんてレアだったのに ”

なんて口尖らせている







雅貴「 あ〜あ、もう俺絶対邪魔じゃんか！」


「 邪魔じゃないから 雅貴まで拗ねないでよ 」








チキンとケーキを買ってきてくれた雅貴のご機嫌を取ろうと必死な私

立派な大人の男なのに 妙にこういう所子供みたいなんだもん。

彼らの両親や尊龍さんは苦労したんだろうな
なんてふと考えてしまう







…





「 仕切り直して、乾杯〜！」


雅貴「 乾杯 」

広斗「 ん。」






3人分のグラスにシャンパンを注いで乾杯する

真ん中にはいちごのホールケーキ
チョコと、可愛いサンタさんが乗っている

広斗も雅貴も顔にクリーム付けちゃうくらい無邪気でいい食べっぷり





「 2人ともクリーム付いてるよ？」







これは、とある聖なる夜の 前日のお話









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