( 続 ) - RAINY BLUE - season2

酔っ払い ページ21

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完全に酔っ払いな広斗は通常時より暴走気味で


スイッチが入っちゃったのか抵抗する私をベッドに押さえつけながら無我夢中でキスを楽しむ彼






「 ちょ … っ ん … 」





口の中がお酒の味で広がって、私まで酔ってしまいそう

逃げても逃げても追いかけてくる舌は、捕まるとすぐに絡められてしまう


強引な広斗も嫌いじゃないけど …








「 んんっ … もう、ギブギブ … ！」







広斗の肩をパンパン叩いて降参を伝えると “ まだ足りねぇんだけど ” とか言って妖しく笑う

ちょ、聞いてないよ？広斗が酔ったらこんな風になるなんて









広斗「 ん、舌出して 」


「 … なんで？」


広斗「 … いいから、ん。」








変な予感がしつつも、遠慮がちに舌を出すと
“ もっと出せ ” って広斗のドスのきいた声で命令される

… ドS過ぎるんですけど


言われた通り舌を出してみせると、待っていたかのように私の舌に吸い付いてくる広斗






「 っ … ふぁ 、！」


広斗「 … っんん 」








何、この感じ …

私こんなキスされたの、初めて




まるで大好物のアイスを味わうように私の舌を丁寧に味わう広斗

苦しいけど、そんなキスに身体はぞくぞく反応してしまう







「 広斗 … や、だ … 」








唾液でベトベトな私たちの唇を広斗は指で拭った



広斗「 腰、動いてるけど？」


「 … 馬鹿 っ 」








口の中はお酒の味と、広斗に吸われてた感覚か残ってぼーっとしてしまう


なんか、私もアイスみたいに溶かされそうだった









…



雅貴「 Aちゃーん、無事？」







放心状態の私の元に呑気な雅貴が扉から顔を出す

広斗はまだ私の上に乗っかったまま


… この状態見て、無事に見えますか？






「 もう … 広斗に飲ませすぎないでよ 」


雅貴「 へへっ、いや〜 面白いかなーと思って 」








広斗は広斗で、“ ご馳走様 ”とか言ってクスクス笑ってるし

こんの … えろ兄弟め …

あんなキスされたから、眠気が飛んでっちゃったじゃん








広斗「 雅貴、今からイイトコだから邪魔すんな 」


雅貴「 おっ♡ 」







“ 失礼しました〜 ”と扉を閉じて去っていく雅貴

何だか前にもこんなような事あった気がする …







「 ちょ、広斗 お願い … 寝かせて 」


広斗「 無理 」










… ですよね。




案の定、激しく愛されて

明け方まで寝かせてくれない広斗なのでした









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