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寝言 ページ17

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結局、その日も運び屋の仕事を終えた2人は何事もなく帰って来て


私は雅貴に教わった味噌汁を頑張って作って、お米も炊いて

広斗の好きな和食を準備して待っていた。

ほんとここ数ヶ月でこんなに作れるようになるなんて …







広斗「 コレAが作った?ホントに 」


「うん、教えてもらった通り 頑張ったの!どう?」


広斗「 … んまい 」








彼好みの味付けもだんだん覚えたし、苦手だった料理も最近楽しくなり始めた

やっぱり、誰かのために作る料理だからかな





雅貴「 ん〜美味しい!上手になったね 」


「 ほんと?やったあ 」













私の作ったご飯を、2人ともペロリと完食してくれて

お腹いっぱいになったのか ソファでウトウトし始めた広斗。

雅貴がタオルケットをかけてやると、ムニャムニャと寝返りを打つ






「 ふ、可愛い寝顔。… 仕事お疲れ様 」


雅貴「 寝顔見ると、可愛いとこあんだよね〜 普段あんなに生意気なのにさ 」


「 ホントだよね。… 雅貴も、お疲れ様。」


雅貴「 ありがと。じゃ…先に風呂入ってくるね 」







雅貴が風呂場に行くと、ソファに眠る広斗と2人きりになる
お酒も飲んでたから、きっと余計眠くなったんだろうな …


そっと髪を撫でると、小さい声で “ 母さん … ” って寝言を言った



ぎゅ、とタオルケットを握る力は強くて

夢の中で何かをつかもうと片手を伸ばしている








「 ん … 広斗。私はここにいるよ 」






“ 母さん ” の代わりにはなれないけど

夢の中でだけでも甘えさせてあげたい



そう思ってゆっくりとその手を包むように握り締めた









広斗「 … ん、A … 」


「 ん … ?」



広斗「 … ぎゅ 、」







寝ながら私の名前を小さく呼んで来たからびっくりした。思わず返事をすると、今度は小さい子が甘えるみたいに

「 ぎゅ 、」なんていうから

母性本能が溢れて溢れて …









「 広斗のくせに … めっちゃ可愛い事言った … 」








そんな可愛い姿が貴重で。思わず写真を撮ってしまった

ぎゅって手を握り返すと、安心したようにふにゃっと笑って また再び眠りに落ちる









「 広斗 … 」







この人を失いたくないって気持ちが日に日に大きくなっていく

出来ることなら守りたいし、手伝いたい。



握り返した手の

大事な家族と、兄を失った広斗には





雅貴と、私しか居ないんだよって 言われてる気がした









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godhand0702(プロフ) - はい!エロいところ多めにお願いします笑笑 (2018年1月2日 0時) (レス) id: aa2994fdab (このIDを非表示/違反報告)
えびちゃん(プロフ) - godhand0702さん» ありがとうございます!ノロノロ更新ですが頑張ります! (2017年12月31日 1時) (レス) id: 88c81ce664 (このIDを非表示/違反報告)
godhand0702(プロフ) - もう最高です!!頑張って下さい!! (2017年12月31日 0時) (レス) id: aa2994fdab (このIDを非表示/違反報告)
izumi(プロフ) - ケーキ買いに行ってる雅貴が家に帰ってきたら広斗たちがイチャイチャしてるとこに遭遇しちゃうみたいなお話見たいです! (2017年12月24日 20時) (レス) id: 9661676326 (このIDを非表示/違反報告)
matoi6080(プロフ) - すごく面白くてドキドキしました!更新待ってます! (2017年12月4日 17時) (レス) id: b52810b84d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えびちゃん | 作成日時:2017年8月16日 16時

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