高校教師～Omi～4 (ページ44)

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やってきました終業式。

そして、今日は、クリスマスイヴでーす。

臣先生が隆二さんのお店を予約してくれてるの。
すごく楽しみで、朝からご機嫌です！

それにね、今日は宿泊券付きのホテルディナーに当選したとかで、パパとママが居ないの

そう！つまりお泊まりしてもいいんです！

これは、まだ臣先生には内緒(笑)
きっとびっくりして喜んでくれると思うんだ！

ママにだけお泊まりしてくるって言っといたけどね。

終業式の間もワクワクド○○キしちゃうし
LHRで臣先生が真面目な顔して話してるのを見てもニヤニヤしちゃう。

そんな私を見て、臣先生がニヤリと笑った。

『いいかぁー、休みだからってダラダラせず、計画を立てて過ごすように！
それから、いつもしてもらうばっかじゃなくて、自分で考えて動けよ？』

ん？って思ってたら、意地悪い顔して

『A先生も、ね？』

え？

あ……

『はーい』

生徒と一緒に返事したら、臣先生はクスクス笑った。

良いお年をー

教室を出ていく生徒に声を掛けて、誰もいなくなった教室の鍵を閉めて職員室に戻る途中、四角形に捕まった。

『A先生、今日は大丈夫ですか？夜』

『え？あ……今日は予定が……』

なんて答えてたら、後からやって来た臣先生が、出席簿で四角形の頭をパコンと叩いた。

『将康、しつけぇんだよ！A先生は、今日は素敵な彼氏とデートなんだよ。な？』

『は、はい』

四角形は、あからさまに驚いた顔をして

『え？A先生、彼氏いたんですか？』

は？
どういう意味よ！
失礼しちゃう。

『いますよ。すごーく素敵な彼氏』

チラっと臣先生を見たら、それはそれは満足そうに頷いてた。

よしよし。
これで魔王封印！(笑)