高校教師～Omi～4 (ページ42)

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『臣、苛めすぎだろ(笑)行ってやれよ
アイツ、めんどくさいよ？』

『ちょっとからかっただけっすよ(笑)
っんとに、将康めんどくせぇな』

とりあえず英語科準備室を覗いてみたけど……

ここに居ないとしたら……あそこか

書道室のドアを開けて覗き込んだけど、そこにも誰も居なくて
でも、準備室から、あれ？とか聞こえてくる。

そっと覗いたら、椅子の上にちょこん正座したAが半紙を前に首を捻ってた。

『A？』

『……………………』

うん、無視されるのは想定内。
怒ったら口聞いてくんないもんな。

Aの隣の椅子に座って顔を覗き込んだ。

『怒んなよ』

『…………………………』

『ごめんって機嫌直して？』

『……私、困ってるのに』

Aは、頬っぺたを膨らませて筆を握りしめてる。

『うん。断ってる姿が必死で可愛かったからさ。ごめんな？』

Aの頭に手を乗せると、頬っぺた膨らませたまま上目遣いで俺を見た。

なんだよこれ、可愛いすぎんだろ

『臣先生、なんとかしてよ』

『んー。付き合ってること内緒だしな…
まぁ援護射撃はするわ』

『うん』

コテンと俺の肩に頭を乗せたAから、いい匂いがしてくる。

可愛くて、優しい

そんな香り

『A……』

チラっと俺を見た、その顔に思わず……

チュッと触れるだけのキスをした。

『っ！もう！ここ学校だよ』

説得力ねぇっての
顔、真っ赤にしちゃってさ。
しかも、家ではあんなことしてんのに(笑)

『して欲しそうだったから(笑)』

『……してないよ』

『うそうそ、したくなっちゃったから』

もう！なんて言いながら満更でもなそうだし(笑)

『機嫌直った？』

『……うん。ほんと、あの四角形めんどくさい』

四角形って(爆)

爆笑しちゃったじゃねぇか(笑)