高校教師～Omi～4 (ページ35)

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『ねぇ、もう帰ろ？』

『いいの？まだ見たいのあったんじゃねぇの？』

いい
このままいたら、ヤキモチ爆発しそうだし……

臣先生は首を傾げながら私の手を引いて地下に連れていってくれた。

お腹も空いてるし、綺麗にディスプレイされたお惣菜たちに心が踊る。

あっちこっちに目移りしてる私の後ろを、臣先生はクスクス笑いながらついてくる。

『あ！このサラダ食べたい！』

ゴロゴロのお野菜達がトレイの上でひしめき合っている。

美味しそう

サラダ以外は決められなくて、臣先生が適当に買ってくれた。

『さて、帰りましょうかAちゃん』

『はーい』

臣先生は私の右手をそっと握った

運転中もずっと手を繋いでくれてて、時々私を見てにっこり微笑んでくれる。
今日は甘々の臣先生。

お部屋に着いて、買ってきたお惣菜をテーブルに並べて、向かい合っていろんな事を話ながら食べて……

後片付けをしてたら、またまた臣先生が後ろから抱きしめてきた。

『ちょっと……洗いにくいよ』

『いーじゃん、皿とカップだけだし、くっついときたいし？(笑)』

私がド○○キするの分かっててやるんだもん。
ほんと意地悪
でも、嫌いじゃない

洗い物はあっという間に終わって

さて……どうしよっかなって思ってたら、後ろから抱きしめられたままソファーに連れてこられた。

『もうちょっとゆっくり出来るよな？』

ソファーの前でバックハグのまま、耳元で囁かれる。

もう腰から崩れ落ちそうで、うんうん頷くのが精一杯。

わざと耳の横でフッと笑った臣先生はソファーに座って、私を自分の膝の上に座らせた。

何？この甘い雰囲気

『こっち見て？』

そう言われて臣先生を見ると、真っ直ぐな眼差しで見つめられた。

そして私はまた動けない。