高校教師～Omi～4 (ページ33)

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隆二さんのお店について、お茶の準備をお手伝い。

『隆二さん、ロイヤルミルクティー飲みたい』

『えー、めんどくさい(笑)』

『教えて、教えて』

『臣ー、お前の女めんどくさい(笑)』

臣先生がゆっくり近付いて来て私の後ろに立った

『俺が淹れてやるよ』

バックハグされた上に、耳元で囁かれてド○○キ。

『臣先生、出来るの？』

『たぶん……(笑)』

たぶんかよー(笑)
でも、臣先生が淹れてくれるなら何でもいいや
お白湯でも……

って、それは普通のミルクティーなんじゃ……(苦笑)

まぁいっか(笑)

『ありがと！』

『いや、これ普通のミルクティー』

知ってて淹れたの？

『何でもいい。臣先生が淹れてくれたから』

『バカ』

ちょっと頭を小突かれて、顔を見合わせて笑う。

『ちょっとー！俺の店なんすけどー(笑)』

『もう隆二！邪魔しないの！』

それから、隆二さんとももさんの馴れ初めを聞いて……

高校の同級生だったんだって！
隆二さんの事が好きだったももさんが臣先生に相談してて、ももさんを好きだった隆二さんがそれを誤解してっていうありきたりな展開(笑)

で、臣先生が無理矢理二人きりにして成立したのだそう。

『あん時、隆二に殴られたからな(笑)』

『うっそー！ごめーん臣くん(笑)』

『笑ってんなよ(笑)』

ケラケラ笑ってる私の頭を叩いてくる
完全にとばっちりじゃん。

『楽しかったから、また遊ぼうね』

ももさんに言ってもらって、臣先生とお店を出た。

『メシ食って帰ろうぜ』

『あ…うん』

なんかご機嫌の臣先生と車に乗った。

『隆二さんのご飯食べたかった……』

『あそこは今日休みだから！休みの日に作らせたら隆二キレんじゃん(笑)』

『……うん』

『クリスマス、予約しとくわ』

やった！
さりげなくクリスマスの約束もしてくれて……
今日は魔王もお休みみたい(笑)