高校教師～Omi～4 (ページ4)

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『ごめん。俺マジ浮かれてた。気を付けるわ』

臣先生は、先に校舎に入って行った。

その後ろをトボトボ歩いて職員室に入る。

今日は２年生は代休だから、私と臣先生の授業はない。

『A 中間テストの問題作るぞ』

『あ……はーい』

お仕事モードになった臣先生とテスト問題を作っていく。
時々、確認してもらうんだけど、その時に
ん？って少しこっちに寄ってくるの。
肩と肩が触れてそれだけでド○○キ。

顔を赤くしてる私にバカってクスクス笑ってて、その顔も声も素敵。

すごーくいい雰囲気なのに、前から粘っこい視線と、何かが飛んでくる。

『もぅ！敬ちゃんなんで消しゴムのカス放るのよ！』

『イチャイチャすんな！胸くそ悪ぃから準備室行け！』

『そんな事してないでしょ！』

『いいから行って来いよ！昼まで誰も行かねぇから』

キッと敬ちゃんを睨むとニヤニヤしてて、臣先生はあざーすって立ち上がってた。

なんなんだこの二人

席を離れようとすると敬ちゃんが臣先生を呼び止めた。

『あー、臣！』

『なんすか？』

ちょいちょいっと手招きした敬ちゃんは臣先生に内緒話をしてた。

準備室に向かう途中

『ねぇ、敬ちゃんなんて言ってたの？』

『あー、羽目外すなよだって(笑)』

『は？』

『大丈夫かなぁ？俺……』

知るかっ！

敬ちゃんも何言ってんだか……