高校教師～Omi～ 2 (ページ7)

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大学4年のGW明け、もう数日前から心臓が壊れるんじゃないかなってぐらいド○○キしてる。

だって教育実習が始まるんだもん。

しかも実習先は卒業した高校だし、さりげなく集めた情報では、敬ちゃんも登坂先生もまだいるっていうし……
敬ちゃんはともかく、登坂先生がいるなんてド○○キするに決まってるじゃん。

『ちょっと！剛典くん急いでって』

『えー？俺まだ大丈夫だし。こんな時間に出たら早すぎじゃん。』

『んもぅ！じゃあ鍵閉めてね？絶対だよ？ねっ？』

バタバタと用意をして、姿見を見ながら「よしっ！よしっ！」って指差し確認をする。

剛典くんはボサボサ頭のまま、そんな私を笑ってみてた。

『鍵……』

『分かったから(笑)行ってらっしゃい！』

『行ってきます！』

GW中、一泊で温泉に行った後、なんでか住み着いてた剛典くんが玄関でお見送りしてくれた。

はぁー、なんだか落ち着かない。
だから昨日は帰ってって言ったのに…
旅行の用意と一緒に、今日の着替えまで持ってきてて…
結局泊まったから朝からバタバタしたじゃん！

ちょっとイライラしながら歩いてたら、ポケットの携帯が震えた。

誰？

そう思って手に取ると、一件のメッセージを受信していた。

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頑張れよ！
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振り返るとベランダからパジャマのまま手を振ってる剛典くんがいた。

大きく手を振り返えして駅に向かった。