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『ごめんね敬ちゃん。感極まっちゃった(笑)』





『ん?いいよ。この胸はAのためにいつでも空いてるから(笑)』






え?(笑)
この人 何言ってんだろ。






その時、ドアがガラッと開いて、登坂先生が入って来た。





『こんな時間にこんな所で……何やってんすか(笑)?』





ニヤニヤしちゃってさー
感じ悪いよねー
ほんと……
なんで私この人の事好きなんだろ?
ねぇ、なんで?





『Aが志望校に受かったから報告に来てくれたんだよ!な?』






敬ちゃんが私の顔を覗き込んできたけど……
近いから、ムギュっと押し退けた。






『いってぇな!(笑)』






そんな敬ちゃんとわたしを見て、登坂先生は笑ってた。






『高橋さん、受かったの?おめでとう。頑張ってたもんね』






『あ、あ、ありがとうございます。じゃあ敬ちゃん、私帰るよ』






『送ってこうか?』






敬ちゃんのお誘いを背中で聞きながら「大丈夫」と準備室を後にした。

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作者名:花梨 | 作成日時:2017年10月18日 6時

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