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7月






もうすぐ夏休み



去年までは皆で「何して遊ぶ〜?」って楽しかったのに、今年はビッチリ塾の夏期講習



暑い中 塾に行って勉強して夜に帰ってくる。
気分萎えるわ〜






『夏休み、頑張ったかそうじゃなかったか、これが結果に表れるからな!この夏休み遊んでる暇ないぞー』






敬ちゃんの当たり前な お言葉を最後に1学期が終わりを告げた。






『A ちょっと来い』






鞄を持って教室を出ようとすると、敬ちゃんに呼ばれた。






『なぁに?お腹空いてるんだけど』






『俺も空いてるわ!』






でしょうね。





『で、なに?』






『夏休み 夏期講習?』







『うん。お盆休み以外の月・水・金と時々土曜日』







『ひぇーマジかよ!平日なら学校いるから、夏期講習が休みの日、分かんないとこあったらおいで』






『あぁ、うん。ありがと でも敬ちゃん、夏休みも学校来てんの?』






敬ちゃんは「はぁ?」って呆れてた。





『先生も夏休みじゃないの?』






『お前…何年学生やってんだよ。俺達もお盆休み以外は来てるよ』





へぇー、初めて知った。
まぁ、考えたこともなかったし…






『部活もあるし遠慮しなくていいから。塾の先生に聞きづらい事でも俺になら大丈夫っしょ!なっ?』







『うん。そうする。ありがと』









夏休みの間、会わなければ 登坂先生への気持ちも薄れるかなって思ってたのに




チャンスがあれば姿だけでも見たいって思っちゃう。
意志弱いな 私

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作者名:花梨 | 作成日時:2017年10月18日 6時

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