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教室に入って机に鞄を置いてダァーっと机に突っ伏した。
『朝からだるだる〜(笑)』
春ちゃんと、いつも一緒にいる成美ちゃんとあずさちゃんが笑ってる。
『だって だるいもーん』
ガラッ!
『ちょ、ちょ!』
ガラッとドアを開けて情報屋のアイちゃんが入ってきた。
『もー、アイちゃん朝から元気過ぎー(笑)』
『マジでヤバいんだって!今、職員室寄ったらさー、この世のものとは思えないイケメンがいたんだよー』
『なんだよそれー(笑)この世のもんだろー(笑)そうじゃなかったら怖いってー』
皆で笑ってると校内放送がかかった。
『全校朝会を行います。校内に残っている生徒は体育館に集合してください』
『聞いてねー。だりぃー』
私達はダラダラと体育館に向かった。
『コラー!さっさと整列しろよー』
『まーたチビッ子張り切ってるよ。』
『直人くん、電源がONとOFFしかないんだよ(笑)アイドリング知らねんじゃね?(笑)』
ダラーと列に並んで、長い校長先生の話を聞いて、体育館だから熱中症で倒れるわけにいかないよねぇ、まだ5月だし……とか考えてた。
ザワザワした室内。
前に並んでたアイちゃんが振り返って「ね?」って言った。
え?(笑)
ねっ?ってなんだよー。
皆が見つめる壇上。
そこには緊張気味の男の人が立っていた。
『教育実習生のトサカヒロオミです。1ヶ月ぐらいですがよろしくお願いします!』
ふーん。
これか
まぁ、イケメンじゃん。
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作者名:花梨 | 作成日時:2017年10月18日 6時