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「あ、あのコーヒーを持ってきました」
緊張しながらもテーブルにコーヒーを置く。
コ「あぁ」
低く掠れた声
読んでいた雑誌をテーブルに置いてこっちを向いた。
「あの、水瀬Aって言います！」
緊張のせいでダンさんに挨拶をしたときより大きな声がでた。それに声も震えていたと思う。
コ「あぁ笑、さっきのダンに言ったとき聞こえた」
コブラさんは私の挨拶が面白かったみたいで少し笑った。
コ「俺はコブラ、Aここらへんの人間じゃないだろ？」
コブラさんにいきなり名前を呼ばれてドキッとした。
「はい、引っ越してきたばかりなんです」
私がコブラさんに説明をしようとすると、
ナ「ミキばあちゃんの孫なんだって！ばあちゃんの代わりに花屋の仕事してるらしいよ」
ナオミが代わりに話してくれた。
コ「！、ミキさんの孫か」
ヤ「ミキばあに孫なんていたんだな！でも
なんで代わりに働いてんだ？めちゃくちゃ元気だろ？あのばあちゃん」
「腰を痛めて入院したんです。それに体力的にもだいぶ衰えてきてるみたいで…」
私はおばあちゃんが入院していることを伝えた。
「コブラさんもヤマトさんもおばあちゃんのお知り合いですか？」
2人ともおばあちゃんのことを知っていそうな雰囲気だったので聞いてみた。
ヤ「ガキのころから世話になってるからな！」
コ「ヤマトなんかはおにぎり作ってもらってたな」
ダ「ここら辺に住んどるガキでミキちゃんしらんやつはおらんのやないか〜？」
テ「俺の親父のダチらしいっすよ！よく銭湯に来ますもん！」
コブラさんとヤマトさんだけでなく、ダンさんやテッツさんも知り合いみたい。おばあちゃんの人間関係広いな〜。
ヤ「まあ、分かんねえことがあったら俺たちに聞けよ？引っ越してきたばっかなんだろ？」
「はい！ありがとうございます！」
ヤマトさんとても優しい人だな〜、コブラさんもお話してみると雰囲気が柔らかくて温かい……やっぱり見た目だけで判断するのは良くないわね！
ナ「A〜、そろそろ店に戻らなくていいのか？」
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作者名：ぷーちゃん | 作成日時：2017年12月7日 22時
