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〈商店街〉
ガチャン！
自転車を蹴り倒し近づいて来る。
鋭い視線で相手を見据えるコブラに、一瞬足を止めたスクラッパーズ。
ーーこの時の俺たちは、それが正しいと思っていた。
拳で街を守る
本当の痛みを知らない俺達はまだガキだったーー
コブラは走って建物の中へ入る。その瞬間
「「オラアァァァ！！」」
スクラッパーズも追いかけてきた。
ヤ「気をつけろよ」
「うん」
私はバンダナをしっかり結んだ。
叫び声が近づいて来るのが分かる
あっちこっちで喧嘩の音が響く
私とヤマトは階段下で待ち合わせる
男「いたぞ〜〜！！」
勢いよく突っ込んでくる
ヤマトは蹴りやパンチで相手を殴り飛ばす。
私も足を払ったり蹴りを入れて応戦する
ドサッ
周りに立っているのは私とヤマト。
ヤ「やるなぁ〜」
「ヤマトが側にいるからね」
笑顔で言うA
バンダナで顔が半分隠れていてもその可愛さは伝わってくる。この顔を見てると、
コブラが守りたくなるのも分かるなぁ
闘いの最中に見えた横顔は凛々しくて、とても頼もしかった。
ヤ「オラァ！」
「ヨッ！」
ヤマトと2人で、突っ込んでくる男達を探しながらコブラを探す。
男1「くそッ！」
男2「女狙え！ 」
「っ！」
バントを持った男が３人振り下ろしてきた。
なんとか、避けたが体制を崩し倒れてしまう
すぐさま体制を戻そうとすると、男が馬乗りに乗ってきた。
男2「調子乗んなよ女のくせに！」
男1「犯すぞコラァ！」
「やめっ…！」
ヤ「A！」
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作者名：ぷーちゃん | 作成日時：2017年12月7日 22時
