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私はコーヒーと作ったマフィンをお盆に乗せてコブラに運ぶ。
「はい！さっき空き地でコブラも食べたいって言ってたから、ヤマトみたいにガッツリしたやつじゃなくて甘いのにしたんだけど…大丈夫？」
コ「…あぁ」
コブラは読んでいたプロレスの雑誌をテーブルに置いた。
返事に間があった…、甘いの苦手なのかな
私はしょぼんりコブラの横に座った。
ダ「大丈夫やで〜、コブラ甘党やし！照れとるだけや笑」
コ「…うるせぇ」
ダンとコブラのやり取りで、また雰囲気が和らぐ。
ヤ「ナオミ！コーヒー１杯入れてくれ」
ナ「はぁ？だったらこれまでのツケ払えや、ボケ！」
ヤ「いいだろ一 １杯くらい！ブス！」
ナ「あぁ？ハゲ！？」
言い合う2人を見ると初めてきた時を思い出す
2人のやりとりを見て笑う私達、横を見るとコブラも少し笑っていた。
テッツは2人の写真を撮りまくる。
テ「本当に仲良いっすよねあの2人！さすが幼馴染」
撮った写真をインスタに載せようとするテッツ、それに突っ込むダン。
ダ「なんやインスタって」
テ「えっ笑、知らないんすか？」
ダ「ん？あ、あれやろ？インスタ〜やろ？」
分かってる風に誤魔化すダン。
ナ「Aとチハルは怪我ないな？」
チ「自分、かすり傷なんで大丈夫です！」
「私もないよ〜」
マフィンを食べながら答える私。
ヤ「つーか、Aが怪我したとこ見たことねぇわ」
テ「そうっすね！俺らが守らんでも全然強いっすよ！強いって言うか…上手い？」
チ「どこで喧嘩覚えたんだっけ？」
「喧嘩じゃなくて護身用としてね！子供の頃、近所のお兄ちゃんが怪我をしない闘い方を教えてくれたから」
ナ「まぁ、あんま無茶しないようにな？……たっく、ヤマトも見習え！」
ナ「あぁ？」
あ〜、また言い合いが始まりそうな雰囲気…
私は見ていると、
グイッ！
コブラに袖を引っ張られた
コ「…あんまり俺から離れるなよ？」
コブラが私に聞こえるくらいの小声で言った。
コブラは喧嘩の時、いつも私を側において闘う。
…あんまり離れると不安になるんだって！
「うん！」
ダ「あっちの2人もいい雰囲気やな…(コソッ)」
テ「いやいや、Aの方は気づいてないと思いますよ……(ボソッ)」
チ「コブラさん…Aのこと…」
3人がボソボソと小さな声で話している姿に2人は気づかなかった。
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作者名：ぷーちゃん | 作成日時：2017年12月7日 22時
