HiGH&LOW 〈花屋の女の子〉 (ページ28)

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チハルside

歩いていると山王のドレッド(確かテッツだっけ？)の奴に止められた。

テ「おい！お前まだいたのかよ、てめぇのせいでな山王はメチャクチャだぞ！どうしてくれんだよ…」

こいつの言う通りだ

テ「おい！聞いてんのか！」

掴みかかってきたテッツの手を振りほどくチハル。

チ「自分のケツは、自分で拭く。…鬼邪高にケジメを付けに行く」

俺は歩き出した足を一度止め振り向くとテッツにペコッと頭を下げる。

チ「悪かった」

俺は鬼邪高に向けて走り出した。

テッツは逆方向に走り出した。

ーーーーーー

ASAHINA GARAGEside

テッツが走り込んできた。

テ「ヤマトさん！チハルが鬼邪高にケジメ付けに行きました」

「それ本当！？テッツさん！」

ヤ「お前いつの間にいたんだよ！」

ナ「気づくの遅ぇよ！」

「それよりヤマトさん！」

私はヤマトさんを見た。

ヤマトさんは何かを考え込んで走り去った。

ナ「コブラには言ったのか？」

テ「まだ言えてないっす」

ナ「ちっ、A！お前コブラんとこ行ってこい！」

「うん！」

ナオミに居場所を聞いて走り出す私。
昨日痛めた足を気にせずただ足を動かした。