11.はじまり ページ14
今日もITOKANに行こうと歩いているとヤマトさんに出会った。ヤマトさんと一緒に行こう思い歩いていたら、
？「はぁ…はぁ……っ！」
ドン！
「っ……きゃっ！」
学ランを着ていた男の子とぶつかった。
ヤ「大丈夫か！？A！」
「は、はい」
？「すいません！」
男の子はまた走って行った。
私は起き上がると、男の子を追いかけて10人くらいの人が走り過ぎて行った。
「ヤ、ヤマトさん」
ヤマトさんはその人達を追いかけていった。
Aも追いかけると、男の子に瓦礫をぶつけようとしている人の腕を掴んでいるヤマトを見つけた。
ヤ「ここでやんじゃねぇよ」
男「なんだてめぇは？」
ヤマトの後ろを狙って鉄パイプを振り下ろす別の男。
キレたヤマトが大勢の相手と闘う。
私はヤマトさんに離れてろと言われたのですぐに離れた。
すぐに2〜３人を倒したヤマトさん。後ろから鉄パイプを振り下ろそうとしている人が見えた。ヤマトさんはそれに気づいていない。
「ヤマトさん！」
声をかけたが間に合わず、頭に打ち付けられた。だけど、それをものともせずにすぐやり返していた。
「出てきていいぞ〜」
ヤマトさんに言われて私はすぐ隣に近づいた。
「怪我はないですか？」
「あぁ！」
よく見ると怪我もなさそうで安心した。ほっとしている私をよそに倒した男を見ているヤマトさん。
「どうしたんで…「コイツら鬼邪高！？」」
ヤマトさんはそう言うと
助けた男の子に問いかけていた。
頷いている男の子を見たヤマトさんは「やっべぇ…コブラに怒られる！」と言って走り出した。
えぇぇぇぇ！ヤマトさん！？
「A！早く行くぞ！」とヤマトさんの声が聞こえてくる。
私は急いでヤマトさんを追いかけようとしたが、一瞬悩んでカバンの中から絆創膏を何枚か出す。
「これ！よかったら使ってください！」
絆創膏を渡してすぐにヤマトを追いかけた。後ろからありがとうと聞こえた気がした。
今日はITOKANに行くのをやめてヤマトさんの家でもあるASAHINA GARAGEに行った。たくさんのバイクに目移りしてしまい、ヤマトさんに質問をしたり部品を触っていると、いつの間にか時間が大分たっていた。もうすぐで暗くなると思い帰ることにした。
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作者名：ぷーちゃん | 作成日時：2017年12月7日 22時
