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44. ページ44

『うわぁ、なんで好きになっちゃうんだ。』


これも赤葦のせいだ。こんなに夢中にさせて、ズルい。





ピロン


『ん、木兎から?』





スマホを開いてみる。インスタの通知。どうやらストーリーのようだ。


『雪絵ちゃん可愛いよ!!けど!木兎!私に似てるってカピバラと雪絵ちゃんのツーショットあげられても複雑な心境だわ。』


今、バレー部は部活の後、フードコートでお昼を食べて、動物園に行っているみたい。


A私そんなカピバラに似てた?エース!白福が似てるから好きってぬいぐるみまで買ってたぞ!


いや、雪絵ちゃん何してるの。嬉しいけども。


A嬉しいけど笑A私には梟のちっちゃいやつ買ってきてよ、二人からのお土産としてさ


うわぁ、赤葦に似てるからって梟を注文した自分がいて、自分ってこんなタイプだったんだな、って思った。


エース!二人で選ぶな!あ、ふいんき?送るな!


そして次に送られてきたのは写真。ふいんきじゃないよ、雰囲気だよ。


そこには木兎が自撮りをしていて後ろの方にパンダが写っていた。残念ながら、木兎がメインになっている。





これじゃ唯木兎の写真見ただけじゃん、って少し笑えた次の瞬間、映り込む背中に気付いてしまった。


梟谷、その名前が入ったTシャツ。見間違えるはずない。あれは、赤葦と、雀田さんだ。


二人の距離はカップルかのように近かった。胸が軋む音がした。

45.→←43.オフの日



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設定タグ:ハイキュー , HQ , 梟谷   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:...syokatsu... | 作成日時:2022年9月10日 4時

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