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37. ページ37

しょうがねぇなー、とか言いつつ喋り出してくれる木葉。ちょろい。


木「俺も好きな人はいるけどなー。ソイツ俺のことなんか眼中にねぇよ。

まぁ、でも、意地っ張りだからこそ、それも俺がわかって受け止めてやりたいって思う、かな。」


うわー、言っちまった!そう言いながら頭を抱える木葉。


耳まで赤くなっていて、本当に好きなんだなぁとしみじみ思う。


『赤葦くんも木葉もベタ惚れじゃん』


赤「否定しません。けど、俺も脈ナシですよ。木葉さん仲間ですね。」


木「 その仲間は嬉しくねぇわ!」


赤「俺の好きな人は三年なので、木葉さんと被ってたら面白いですね。」


木「は?まじかよ!面白くねぇわ!つか、誰だよ!」


赤葦くん、なに、どうしたの!?今日、出血大サービスってやつ?そんなに言っていいの?!


赤「それは言いませんよ。

ところで、雀田さんたちも聞いてるんだから教えてくださいね。」


逃げるのは許しませんというようなジト目を向けられて怯む。


すると、雀田さんが意を決して話し出した。


雀「私も好きな人いるよ。頼りになる人で、雪絵だけじゃなくて私のことも女として扱ってくれる人。」


木「へぇー。つまりー、バレー部ってことじゃん?」


ニヤリと木葉が笑う。


雀田さんは顔を真っ赤にしてしまった!という表情だ。


赤葦は顔が崩れない。


そのまま私の方を向いて "A先輩は?" なんて聞いてくる。


いや、鈍すぎるだろ。


『えー、私?期待に添えず申し訳ないけど、好きな人いないんだよねー。』


木「はっ、枯れてんな。」


『木葉うるさいよ。」


木「まぁ見つかったら俺に1番に教えろよ?」


『私一人でひっそりタイプだから言いませーん。』


そんな感じで、少しの暴露とトキメキを残した会話だが、私たちの電車が来たので解散することになった。


赤「じゃあ、先輩方お疲れ様でした。」


木「おう、赤葦は雀田のこと頼むなー!」


雀「Aさん、またね!」


『うん、二人ともバイバイ。』

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設定タグ:ハイキュー , HQ , 梟谷   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:...syokatsu... | 作成日時:2022年9月10日 4時

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