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風「お疲れ様、A。今から防衛任務か？」
『風間さん！お疲れ様です。防衛任務ですよ。』
あれから、月日は過ぎ、私はそれなりに学業とボーダーを両立していた。
仲の良い隊員は決まっているけれど、以前より沢山の人と交流ができるようになったと思う。
犬飼とは特に何もないけれど。
風「それ、使ってくれてるんだな。」
そう言われて、私は手首に視線をやった。
『勿論です。こんなにステキなもの、ありがとうございました。』
そう、私が卒業式に貰った腕時計は、シンプルで且つ女性らしさがあり、お気に入りだ。
風「以前より表情が柔らかくなってきて、俺も忍田本部長も安心している。」
『いつも気にかけて頂いてるみたいで、本当に感謝ばかりですよ。
二宮さんにも、声かけて下さってたんですね。』
風「聞いていたのか。なんだか恥ずかしいな。
二度目はないぞ、言ってある。少しでもAが辛くなったらうちの隊に来い。
菊地原もあんな態度だが、意外とお前のこと気に入ってるみたいだぞ。」
『それは贅沢な話ですね。』
まぁ、頭の片隅にでも置いておけ、そう私に告げて、風間さんは立ち去っていった。
彼はいつでも私の先を進んでいて、追いつくことはできないんだと思う。それくらい自分に厳しく、懐に入れた人にはアツく、素晴らしい人。
風間さんの期待を裏切らないように、そう気を引き締めて、私も隊室へ向かった。
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廊下を進んでいると、壁にもたれかかる迅さんを見つける。
『…こんにちは。珍しいですね、本部にいるなんて。』
迅「おー！Aちゃん！丁度いいところに。」
丁度いいところに、なんかじゃなくて待ち伏せされてたんだろうけど。
迅さんは苦手な部類だけれど、これまで沢山暗躍してもらって、私は助けられたのだとわかってしまった。
てか、そのお菓子好きすぎない？いつも会う度に待ってるんだけど。
迅「未来が見えたんだ。」
『態々教えにきてくれたってことは、良くないことなんでしょうね。』
一つ解決したら、また次の壁が私の前に立ちはだかる。それが人生なのかもしれないけれど。
迅「まぁね。近いうちに、Aちゃんには争わなければならないことがやってくるみたいなんだ。
その時、周りも、Aちゃん自身も、Aちゃんがその争いを降りるべきだと思ってしまう。
けれど、ボーダーを辞めることだけは選ばないで欲しい。Aちゃんにとっても、それは最悪な未来に繋がるんだ。」
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...syokatsu...(プロフ) - お燐さん» この作品で初めてコメント頂けて、そんなに嬉しい言葉かけて下さるなんて感激です！自分のペースで頑張って完結させますので、これからも宜しくお願いします☺︎ (2022年2月14日 16時) (
レス) id: 4888dc71e4 (このIDを非表示/違反報告)
お燐 - うわわわわ…続編を書いてくださってありがとうございます…！！！この小説本当に大好きなので嬉しい… 犬飼くんの大人っぽさが相変わらずかっこいいです！！無理ないペースで更新頑張ってください…！！！！！応援してます！ (2022年2月13日 13時) (レス) @page2 id: 2e5a5cfe63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：...syokatsu... | 作成日時：2022年2月12日 3時
