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久しぶりに
耳に響いた気がするようなバイクの音｡
秋空の下を走るのは二台のバイクだった｡
｢ねーヤマトー!!!
ホントにこっちであってんのー!?｣
ヤ｢うるせー､黙ってついてこい!!｣
バイクの音で消えてしまわないように
大きな声で会話をする｡
私達が今向かっているのは､
ナオミのお兄さん―龍也さんのところ｡
以前ダンが聞いたときには
｢最近忙しい｣とか
｢向こうの都合が片づいたら｣とか
言っていたことを思い出す｡
ヤマトはその意味を知っていたみたいで
今日もITOKANを出るときには
少し心配そうな顔をしていた｡
しばらくするとブゥゥ…ンと
前を走っていたバイクが
とあるガレージのような
場所の前で止まる｡
壁にでかでかと書かれていたのは―
∞の文字を成す､対の蛇｡
そして､MUGENの文字｡
?｢…おう､来たな｡｣
ヤ｢すいません､
呼び出したりなんかして…｣
私達がバイクから降りると､
目があったのは
優しそうな笑みを浮かべる
30代くらいの男性｡
ヤマトと違い､
背中に蛇は背負っていなかった｡
ヤ｢この人がナオミの兄貴｡
龍也さんだ｡｣
也｢はじめまして､Aちゃん｡
あらかたヤマトから話は聞いてる｡｣
｢はじめまして｡｣
声も柔らかく､
こんな人がMUGENの一員だなんて
信じられない｡
するとその思いをくみ取ったのか､
苦笑いしながら龍也さんは話し始めた｡
也｢俺がMUGENの服
着てないのが不思議？｣
｢…はい｡｣
也｢…今はもう､MUGENじゃないんだ｡
琥珀には言ってあるんだけど､
信じたくないみたいでさ｡
最近荒れてるんだ｡｣
ナオミが言っていた都合とは､
どうやらこの事らしい｡
だからコブラも､最初あんなに
反対していたのか…｡
"もしも助けてもらえなかったら"なんて
コブラらしくもないことを言うな､と
思っていたら
裏にはこんな事情が絡んでいたらしい｡
続く (更新停止中)
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オレンジ★ジュース - はじめまして!!!!!!私も最初から全部読みました!更新楽しみです頑張ってください(*^_^*) (2017年3月20日 1時) (
レス) id: 2ecf1ffa5e (このIDを非表示/違反報告)
玄ちゃん - はじめまして(*^^*) 最初から全部読みました！ ここまで書いたのにここで終わりにするのはもったいないと思います！！ 更新が再開されることを楽しみに待ってますo(*⌒―⌒*)o (2017年1月22日 14時) (レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイにゃん | 作成日時：2016年9月15日 6時
