HiGH&LOW ヴィスコンティ -five- (ページ7)

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二日後

ナ｢おいAー､ヤマトー!
ちょっと荷物多いから
手伝ってくれない？｣

｢ん｡｣

仕入れに行ってきたナオミのレジ袋を
5つのうち2つもってあげる｡
ヤマトも2つもってあげたようで
ナオミはずいぶん楽になったみたいだ｡
いつもおきまりみたいになっていて､
私は冷蔵庫に入れるものをしまい
ナオミはその他諸々をしまうというような
分担ができていた｡

最近私も魚が裁けるようになった｡
今までは肉で精一杯だったのが
今じゃ魚も手を傷つけることなく
裁くことができる｡

テ｢ねー､Aさん｡
今日の飯なにっすか？｣

今ではすっかり顔見知りとなったテッツ｡
料理する私の姿を
パシャリと一枚撮ってinstagramに
あげようとしている｡

…まぁ､別にいいんだけどさぁ…｡

｢今日は…んー､南蛮漬けかな｡｣

ダ｢めっちゃうまそうやんけ…｡
Aも料理上手なったからな｡｣

｢上から目線やめろ｡｣

ダ｢…お､おん…｡すまん…｡｣

ダンも初対面では
変な奴だと思ってたけれど､
今ではそういうキャラなのかなと思って
納得している部分もある｡
…いじられキャラなのも確かだ｡

ダ｢なぁ､なんでA
俺には冷たいん？｣(ｺｿｺｿ

ヤ｢あ？しらねーよ｡
うまい飯が食えるなら
何でもいいだろーが｡｣

ダ｢とりあえずお前は
何でも飯優先なんやな｡｣

だんだん山王の奴らとの絆も
深まっていってる気がする｡
テッツからinstagramの詳しい使い方も
教えてもらったから
結構写真なんかもあげたりして｡
檀商店は何でもそろってるから
いつもぶらぶらした帰りによって
お気に入りの紅茶を買ってったりする｡

こんなことあったなぁ､なんて
思考を巡らせてるうちに南蛮漬けが
出来上がってしまった｡

｢はい､どーぞ｡｣

テ｢うわ､やばっ｡うまそー…｣

ダ｢あかん､これは我慢できひん｡
食べるからはよ写真取れや!｣

｢｢｢｢｢｢いただきまーす!!!｣｣｣｣｣｣

…皆満足そう｡