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愛する人が､隣にいる｡
幸せな日々が戻ってきた｡
相変わらず広斗は目覚めても冷たいけれど｡
私の話を､まるで
今までの空白を埋めるように
聞いてくれている｡
｢コブラとか､ヤマトとか､テッツにダン｡
ナオミっていう女友達だってできたの｡｣
広｢へぇ｡｣
｢夏に海に行って､はしゃいできた｡｣
広｢海行ったのかよ？｣
｢色んな奴らと喧嘩した｡｣
広｢強くなったな｣
だけど､一つだけ｡
一つだけ聞かせて｡
｢…ねぇ､広斗｡
どうしてムゲンと対立してるの？
広斗と雅貴が思ってる以上に､
あいつらっていい奴だよ｡｣
広｢…｡｣
広斗は私と山王街の奴らがつるんでるのが
面白くないようだった｡
だから､さっき｡
素っ気ない返事をしたんだよね｡
すぐわかった｡
誰よりも君を愛しているから｡
広｢…前に､金をたかられた｡
琥珀とかいう奴の名前出して｡
バイクを蹴られた｡
例え下っ端だって
そんなことするやつがいる組織っつーのは
ろくでもねぇんだよ｡｣
｢でも―｣
広｢自分より強い奴に
しがみついて生きるなんてくだらねぇ｡
それを許してる時点でムゲンは
どうしようもない組織なんだよ｡｣
…何故｡
何故そんなにも独りで生きることを望むの｡
なにがあなたを―
雨宮を､曲げたの｡
｢違う｡｣
広｢ちがくねぇよ｡｣
｢違う､広斗は見えてないんだよ｡｣
広｢何が｣
広斗の眉がつり上がった｡
この時､初めて私は広斗を怖いと思った｡
ふれてはいけないことのような気がして､
それでも､私は知りたいから｡
｢彼らの､優しさを｡温もりを｡
知らないんだよ｡｣
私が広斗に教えてあげる｡
愛されることがどれだけ幸せかを｡
独りで生きることがどれだけ淋しいかを｡
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雨宮 零(プロフ) - チャンスさん» ありがとうございます!楽しみにしていただけて､とても光栄です｡ (2016年6月25日 0時) (携帯から) (
レス) id: 093814bcbe (このIDを非表示/違反報告)
チャンス - めちゃめちゃ気になります！ 更新待っています！！！！ 楽しみ〜！！ (2016年6月24日 21時) (レス) id: 3a1af415ef (このIDを非表示/違反報告)
雨宮 零(プロフ) - 李音さん» ありがとうございます!!私自身特に力を入れて書いている作品ですので､そう言っていただけるととても嬉しいです｣ (2016年6月21日 23時) (携帯から) (レス) id: 093814bcbe (このIDを非表示/違反報告)
李音 - とても続きが楽しみです^_^ (2016年6月21日 11時) (レス) id: ab1cbbe938 (このIDを非表示/違反報告)
REI*CAT√3JSB_Omi(プロフ) - yuukaさん» ありがとうございます!!律儀なコメント､大変ありがたいです｡期待に応えられるよう､精一杯頑張ります!! (2016年5月3日 23時) (携帯から) (レス) id: 093814bcbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイにゃん | 作成日時：2016年4月27日 1時
