HiGH&LOW ヴィスコンティ-four-

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抑え込んでいた愛が､溢れ出した｡

大丈夫だなんて嘘だった｡

本当の私は､広斗が恋しくて愛しくて





大好きなのに 会えない｡





病室でまだ目を覚まさない広斗｡

あなたの見てる夢には､私はいますか？

私の見る夢には､毎日あなたがいるよ｡

それはまるで､楽しかった日々を
辿っていくかのようで｡

夢であって夢じゃないみたいだった｡

どれも幸せな夢ばっかりだけど…




目覚めたとき思い知らされるんだよ｡

あなたはまだ戻ってこないって｡




帰ってきたとき思い知らされるんだよ｡

あなたのいない家の静寂さを｡




雅貴といて思い知らされるんだよ｡





―私たちの中のあなたの存在が
どれほど大きかったか｡





ねぇ｡

待ってるよ｡





聞こえてるかな？





―届けば､いいな｡





聞いてよ｡
足がふらふらするんだ｡


時々めまいがするんだ｡


なにも…のどを通らないんだ｡


このまま､広斗の所へ…





いけるかなぁ？

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