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そうだ､そうだよ｡
いくらだって待ち続ければいいじゃないか｡
その分だけ喜びは倍になるし､なにより
目を覚ます可能性がないわけじゃないんだ｡
私を独りにして置いてった広斗に､
目を覚ましたらうんと愚痴ってやるんだ｡
そうして広斗の申し訳無さそうな顔を
眺めてやるのも悪くない｡
ナ｢…よかった｡
アンタ､いつもより
晴れ晴れとした顔してるよ､今｡
力になれたなら何よりだよ｡
さ､仕事仕事｡｣
微笑んで優しく仕事をまくしたてる
ナオミに､笑顔でうなずいた｡
最近得意になった掃除をしながら､
部屋の隅々まで確認していると
不意に鐘の音が鳴りITOKANの扉が開いた｡
ナ｢いらっしゃ―｣
｢いらっしゃいませ―｣
同時にとぎれる言葉｡
開いた扉の先には傷だらけの
二人の男がいた｡
黒々としたライダースジャケットを羽織り
その背には対の蛇が
∞の文字を描き出していた｡
こいつら…ムゲンか…!!!
いつでも戦れるように箒を握る手に
いっそう力を込める｡
?｢…あ？おい､このガキって…｣
?｢ナオミ､お前なんでこいつを雇ってる｡｣
金髪がナオミに低い声で問いかけた｡
ナ｢…この子は何も悪くないよ｡
だからその睨みつけるような目を
やめな､コブラ｡｣
コブラと呼ばれた金髪は舌打ちをしながら
カウンター席に腰掛けた｡
傷からするに喧嘩をしてきたのだろう｡
苛立ちが募っているようだ｡
すると､もう一人の大柄が
コブラをなだめるように言った｡
?｢おい､コブラ｡
こいつ何もしてねーだろうが｡
いくら雨宮だからって睨みつけんのは
違うと思うぞ｡｣
私が警戒態勢でいるのにも関わらず､
大柄は私に近づいて言った｡
ヤ｢俺､ヤマト｡
このコブラってのと一緒に
ムゲンのメンバーやってる｡
対立してる…ってのは知ってるよな？｣
｢なら尚更なんで私をかばうの｡
人質にでも何でもすればいいじゃない｡｣
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REI*CAT√3JSB_Omi(プロフ) - 愛菜さん» ありがとうございます(*⌒▽⌒*)これからヒロインちゃんがコブラ達と更に仲良くなることで､ムゲンとの対決の日にどのような変化をもたらすのか｡楽しみにしていただけると幸いです! (2016年4月12日 22時) (携帯から) (
レス) id: 093814bcbe (このIDを非表示/違反報告)
愛菜(プロフ) - おはようございます。お話読ませて頂きました。広人が入院中にコブラ達と仲良くなっていくﾋﾛｲﾝちゃん！！分かっているだろう雅貴は何も言わず見守ってますね。早く広人が目覚めるといいですね↑↑続きも楽しみです。 (2016年4月12日 6時) (レス) id: 7da404dcb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイにゃん | 作成日時：2016年3月9日 0時
