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広「彼奴らはマジで危険だ。
お前が一発食らったらひとたまりもない。」

広斗がそういうと言うことは
よほど危険な相手なのだろう。
気を引き締めると、
広斗はそれを確認した上で扉を開けた。

右「よぉ広斗…ッ!!」

挨拶とともに繰り出された拳を
赤子の手をひねるように止めてしまう広斗。

広「戦るなら表出ろ。」

左「なんだよ、女連れとは
余裕こいてんなぁ?」

広「此奴を甘く見んな。
痛い目見るぞ。」

私のことをそんなふうに形容する。
それが私にとっては喝になって
全身に力を込めた。

広「雨宮の名、持ってんぞ。」

右「妹だぁ?
………おもしれぇ。」

値踏みをするかのように舌なめずりをする
右京とやら。
その行動が皮肉に思えて、私は憤激する。
握った拳に爪が食い込んで痛いが、
今はそんなこと気にしていられない。
広斗が住む家からだいぶ離れた
商店街のはずれ。
そこで私たちは静かに睨み合っていた。







先に動いたは左京。






真っ先に私めがけて突っ込んでくる。
しかし、私を舐めてかかったが故の
隙だらけな突進。
私はそれを上に飛んで、さらには背中を
踏み台にしてひらりと一回転。
やはり…………気にくわない。

「おい。舐めんな。
今ので終わりじゃないだろ?」

すると左京は血管を浮かせてパキパキと
指を鳴らした。
…短気な奴はつまらなすぎる。
今度はこちらの番だ。
素早い動きで距離を一気に詰める。
不意をつかれた左京は足払いで呆気なく
地に落ちていった。
私はそれにまたがり、
無様に飛んでくる拳をいなして
ここぞとばかりに肩を外した。



ぐぎり、と鈍い音。

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設定タグ:HiGH&LOW , 雨宮兄弟 , 雨宮広斗   
作品ジャンル:タレント
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レイにゃん@臣love*RY(プロフ) - 璃良さん» いつもコメントありがとうございます!璃良さんのコメントが励みの一つになっています(*≧m≦*)これから二人はどうなるのか。そして広斗は目を覚ますのか。ご期待ください!(*^_^*) (2016年2月17日 22時) (携帯から) (レス) id: 093814bcbe (このIDを非表示/違反報告)
璃良 - 良かったー二人とも生きてて。まさかまさか広斗が?!ってなってたけど本当に良かった(;´▽`)忙しいのにコメント返してくれてありがとうございます!いつも続けてかくと無視されることが多いいので嬉しいです!更新頑張って下さい!いつもお話見るの楽しみにしてます! (2016年2月17日 9時) (レス) id: 918f3c33d7 (このIDを非表示/違反報告)
レイにゃん@JSB*omi#RY(プロフ) - 璃良さん» ご期待に添えられて何よりです(*^_^*)できるだけ毎日更新を心がけている身としては嬉しい限りです。応援ありがとうございます!支えにしてがんばりたいと思います!! (2016年1月31日 11時) (携帯から) (レス) id: 093814bcbe (このIDを非表示/違反報告)
璃良 - わぁー!ありがとうございます!  いつも更新されていると嬉しいです!私独りのわがままに答えてくださり感謝仕切れないです(;∀;) 更新頑張って下さい応援してます! お体に気を付けてくださいね^^ (2016年1月31日 4時) (レス) id: 918f3c33d7 (このIDを非表示/違反報告)
レイにゃん@JSB*omi(ボド見)(プロフ) - 璃良さん» やってみます(^_^;) (2016年1月23日 0時) (携帯から) (レス) id: 093814bcbe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レイにゃん | 作成日時:2016年1月8日 0時

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